お知らせ
2006年3月1日
レクロイ・ジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区笹塚、代表取締役社長:北山基樹)は、Certified Wireless USB仕様をベースとする、WiMedia Ultra-Wideband (UWB) 無線プラットフォームとデバイスの解析システムUWBTracerプロトコル・アナライザの出荷を3月に開始すると発表しました。
Certified Wireless USBを搭載した製品の設計や検証を担当する技術者は、無線ベースUWBTracerを使用することによって、ワイヤレスUSBトラフィックをビジュアルに理解して、問題をすばやく検出し、プロトコルがタイミングの仕様を遵守しているかどうかを検証することができます。UWBTracerは拡張可能なモジュール式の設計になっており、ニーズの変化や新しい通信標準であるCertified Wireless USBの仕様の変更に応じて、将来アップグレードすることが可能であり、他のPHYベンダのRFモジュールと交換することも可能です。
無線ベースUWBTracerは、WiMedia、Certified Wireless USB、USBトラフィックの検証とマルチチャネル解析のために設計された、レクロイ社の新しいCATC 5Kプラットフォームがベースとなっています。このシステムは、トリガリング、サーチ、統計(リアルタイムとキャプチャ後の両方)、イベント・レポートなどの強力な機能を備え、キャプチャされたトラフィックのエラーや問題点を検出します。レクロイ社が特許を有しているCATC Trace™階層ディスプレイは、プロトコルの構造を下位から階層状に表示します。概略表示と詳細表示の両方が可能です。
無線ベースUWBTracerは標準解析システム(UW002AAA-X)の他に、Over-Airワイヤレス解析とMAC-PHYインタフェース・トラフィックを同時に表示できる、アドバンスド解析システム(UW003AAA-X)の2機種があり、アドバンスド解析システムには、2GBメモリとアドバンスド・トリガを標準装備しています。MAC-PHYインタフェース解析システムUWBTracer MPI (UW001AAA-X) を既にご購入のお客様のために、無線ベースUWBTracerへのアップグレードパスもご用意しました。
レクロイ社PSG担当ディレクタ、James Wright:
「レクロイ社のプロトコル・ソリューション・グループ(PSG)は世界で最初のUSBプロトコル・アナライザをリリースし、同じく世界で最初のBluetoothワイヤレス・アナライザをリリースしました。これらの技術のテストに関し、PSGは今もなお事実上の標準となっています。2005年5月には、世界で最初のWiMediaアナライザをリリースしました。UWBTracerの発表はこうした流れの必然的な結果であり、市場のリーダーたらんとするレクロイ社の決意の表れでもあります」
Wisair社マーケティング担当副社長、Amir Freund氏:
「Wisair社の502 RFトランシーバとレクロイのUWBTracerプロトコル解析の組合せは、Certified
Wireless USBのテストと検証のための最良のソリューションです。今まさに立ち上がりつつあるWiMediaの業界の開発者たちは、レクロイのモジュール式設計を高く評価しており、レクロイの解析ツールの機能が標準として進化することを期待しています」
USB-IF Chairman、Intel社技術戦略担当、Jeff Ravencraft氏:
「有線のUSBが登場して以来、PSGはそのための各種ツールを提供しています。USBが無線に移行するに対応して、レクロイ社からリリースされる”UWBTracer”などの新製品は、テスト・ツールのオプションを増やし、Certified
Wireless USBの普及を促進します」
無線ベースUWBTracer製品ページ
第3回 ワイヤレスUSB講演会
ワイヤレスUSB最新マーケット情報と技術動向
日時:2006年4月5日(水)13:30 - 16:30 |
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