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お知らせ

2009年12月8日


レクロイ社、SAS-2インタフェースの送信器物理層コンプライアンス試験を 自動的に実行するQualiPHY-SAS2:SAS-2コンプライアンス・テスト・パッケージを発表

【製品概要】

レクロイ・ジャパン株式会社(本社:東京都杉並区久我山、代表取締役社長:辻 嘉樹)は、本日、SDA8Ziシリーズ・シリアル・データ・アナライザに対応し、Serial Attached SCSIの最新規格であるSAS-2の送信器物理層コンプライアンス試験を自動的に実行するSAS2コンプライアンス・テスト・パッケージ『QualiPHY-SAS2』の発売を開始しました。このパッケージにより、レクロイの自動コンプライアンス試験フレームワークが対応するシリアル・データ規格の幅がさらに広がりました。

SASは、サーバー・クラスで使われることで知られるパラレル・インタフェースであるSCSIのシリアル版であり最高6.0Gb/sまで運用されます。

『QualiPHY-SAS2』は、UNH-IOL Serial Attached SCSI (SAS) Consotiam SAS-2 6Gbps Physical Layer Test Suiteのグループ1(TX OOB信号とACカップリング要求仕様)、グループ2(スペクトラム拡散クロック(SSC)要求仕様)およびグループ3(TX NRZデータ信号要求仕様)に対応しています。また『QualiPHY-SAS2』は、SDA8Ziシリーズ、シリアル・データ・アナライザをコントロールして、SASのターゲットおよびイニシエータの試験を1.5Gb/s、3.0Gb/sまたは6.0Gb/sの速度で自動実行することができます。

デバッグに役立つ機能
『QualiPHY-SAS2』で出力される試験レポートには、全ての試験で計測された値と、規格で定められた許容範囲と判定結果が示されるだけでなく、各試験におけるワーストケースの測定結果を波形とともに示すことができるので、不良原因の特定に役立ちます。また、試験内で計測された波形データはハードディスクに保存されるので、後から読み出して再試験を行ったり、デバッグ・ツールを用いて解析することで根本原因を見つけることができます。このデバッグ・ツールにはSDA II:シリアル・データ解析機能、EyeDoctor II:シグナル・インテグリティ・ツール、WaveScan:波形検索機能などが含まれます。

【QualiPHY】

「QuailPHY」は、レクロイのコンプライアンス試験フレームワークで、簡便なGUIに従って操作をすることで、複雑な手順のコンプライアンス試験も自動的に実行し、試験結果をレポートにまとめて出力することができます。また、試験中は、各試験に必要な比測定デバイスのセットアップ方法をグラフィカルな接続図を示すことで適切に行うことができるので、人為的なミスを防ぎ、いつでも誰でも確実に試験ができる環境を提供します。QualiPHYに対応する試験パッケージには、PCI Express、SATA、イーサネット、USB、HDMI、DDR2やDisplayPortなど幅広い規格をカバーする製品群が用意されています。

QPHY-SAS2  SAS2自動試験パッケージ

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QPHY-SAS2カタログ(PDF)

【会社概要】

LeCroy Corporation は、シリアル・データ通信の解析分野において最先端の高度な測定・解析が行える計測機器を製造、販売しています。レクロイが提供する高性能のデジタル・オシロスコープ、シリアル・データ・アナライザ、プロトコル・アナライザは、コンピュータや半導体、データ・ストレージ機器、自動車や産業用機器、軍事産業、航空宇宙産業などの設計技術者に幅広く利用されています。LeCroy Corporationは40年間にわたり、革新的なテクノロジによって、特に波形解析において最高の評価を得てきました。高速信号の捕捉・計測・表示を行う波形解析は、今日の情報・通信テクノロジを促進するために必要不可欠となっており、LeCroy Corporationの持つ技術が大きく貢献できると確信しています。LeCroy Corporationはニューヨーク州チェストナットリッジに本社を置き、NASDAQに上場しています。詳細については、ウェブサイト(http://www.lecroy.com)をご参照ください。
なお、仕様は予告なしに変更されることがあります。

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