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お知らせ

2005年2月23日


 

デジタル・オシロスコープのレクロイ・ジャパン()
CANトリガ・デコーダ解析パッケージ「CANbus TDM」を発表

CAN バスレクロイ・ジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区笹塚、取締役社長:北山基樹)は、CAN信号による制御と機器動作の関連を明確に解析できるCAN トリガ・デコーダ解析パッケージ「CANbus TDM」を発表した。従来のCAN トリガ・デコーダ「CANbus TD」機能を使い、特定のCANメッセージを対象に、新開発のCAN解析専用統計的パラメータにより、制御信号による機器動作の時系列の変化やヒストグラムを見やすいグラフィック表示で見ることができる。「CANbus TDM」を高性能デジタル・オシロスコープWaveRunner6000AシリーズWavePro7000シリーズにオプション装備することにより、CAN信号と実際の機器動作の関連やジッタなどを測定・解析できる。

【開発背景】
最近の自動車は、数多くのセンサーやプロセッサを搭載している。これにより、自動車の保障期間中における問題の50%は、電気系統によるものと言われている。もし、エンジニアが的確に電気システム、特にCANシステムのデバッグを行うのに適したツールを使用すれば、このような電気系統による不良が減少し、部品やシステムの信頼性も高まる。様々な環境下で、CANの動的特性を測定し信頼性を向上する適切なデバッグツールは、競争の激しい今日の自動車業界において重要な課題であるコストの削減の面でも大いに期待されていた。

既に販売を開始している、WaveRunner6000AシリーズとCANbus TDを使うことにより、ユーザーは特定のCANメッセージでトリガをかけ、デコードしてCANの物理層の問題を発見し、物理層の信号とプロトコル層のデータ情報の相関を見ることにより、CANのコントローラとシステムのデバッギングをすばやく行うことができていた。しかし、信頼性試験や実際の機器の動作を見やすい形にするには、専用パラメータの開発と統計的な解析が必要とされていた。

今回発表のCANbus TDMには、従来のCANbus TDのトリガリング機能とでコーディング機能に、統計解析機能とグラフィック機能が追加され、時系列に移り変わる機器の動作とCAN制御の様子がグラフィック表示される。

【製品概要】
従来のCANbus TDでは、アナログ信号とCANメッセージとの時間差、またはあるCANメッセージと別のCANメッセージの時間差をカーソルで計測していたが、CANbus TDMでは、こうした時間計測を専用のパラメータを使って自動的に行える。また、それ以外に、CANメッセージのデータをデコードしてその値を取得したり、特定のCANメッセージの頻度を計測することができるようになった。こうして得たパラメータ値を利用して自動合否判定が行えるため、まれに起きるタイミング・エラーを確実に捕らえることが出来る。また、測定結果をヒストグラムにすることができるので、タイミングの統計解析が簡単に行える。さらに、パラメータを時系列グラフにすることが可能となるので、CANメッセージのデータの変化を波形として観測が出来る。同時に取った元のアナログ波形と比較検証も行うことも出来るが、こうした計測に関しては、CANbus TDユーザーから多く要望を寄せられたものであり、テスト効率と操作の信頼性がさらに高まった。

応用例

CAN信号とアナログ信号(青い波形)のジッタをヒストグラム表示し、信頼性を測定している。限界値による合否判定も可能。

上の波形(赤)は、ハンドルを回す加速度、2番目の波形はハンドルの角度、3番目の波形(緑)はCAN信号のメッセージのカウント数、4番目の波形(ピンク)はCANメッセージ。(トラック機能を使って解析)ハンドルの角度とCANメッセージの変化が良くわかる。
既にCANbus TDをお持ちの方には、CANbus TDMへのアップグレード・キットも用意している。

・CANBus TDM製品ページ

・CANbus TD/TDM CANトリガ/デコーダ解析パッケージカタログ(PDF)

【会社概要】
LeCroy Corporation は、シリアル・データ通信の解析分野における世界的なリーダーであり、複雑な電子信号の計測・解析・検証を効率化することによって各種電子製品のイノベーションを促進する、高度な測定・解析装置を製造しています。レクロイが提供する高性能のオシロスコープ、シリアル・データ・アナライザ、プロトコル解析装置は、コンピュータや半導体、データ・ストレージ機器、自動車や産業用機器、軍事産業、航空宇宙産業などの設計技術者によって幅広く利用されています。LeCroy Corporationは40年間にわたって蓄積してきた革新的なテクノロジーによって、「波形解析」分野における主導的な地位を確立しました。高速信号の捕捉・計測・表示を行う波形解析は、今日の情報・通信テクノロジーを促進するために必要不可欠の要素です。LeCroy Corporationの本社はニューヨーク州チェストナットリッジにあります。


【製品に関するお問い合わせ】
レクロイ・ジャパン株式会社
プロダクト・マーケティング(担当:辻)
〒151-0073 東京都渋谷区笹塚2-1-6
Tel: 03-3376-9400 Fax: 03-3376-9587
Email: contact.jp@lecroy.com
http://www.lecroy.com/japan/

 

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