Digital Scopes

お知らせ

2005年2月23日


 

デジタル・オシロスコープのレクロイ・ジャパン(株)
4+32chミックスド・シグナル・オプション「MS-32」を発表

-- 4本のアナログ・チャンネルと32本のデジタル・チャンネルを結合して、
測定能力の強化と効率性の向上を実現 --

レクロイ・ジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区笹塚、代表取締役:北山基樹)は、本日、レクロイの4チャンネル高性能オシロスコープに、32のデジタル・チャンネルを追加するミックスド・シグナル・オプション「MS-32」を発表した。制御ラインと低速シリアル・データ・ライン(SPI, I2Cなど)の低速シリアル・データ通信は、パラレルをシリアルに変換してデータ通信を行っているが、「MS-32」を利用することにより、このパラレルとシリアルの信号を同時に測定することが可能となった。また、「MS-32」を用いることにより、組み込み型コントローラのデバッグのように、複数のアナログ信号と複数のデジタル信号が混在する環境において、一つの画面で表示と解析ができるため、検査や解析を大幅に効率化することが可能となる。「MS-32」では、デジタル・チャンネルが16しかないソリューションと比較して、32チャンネル同時に測定が行えるので、16ビットのマイコンのアドレスバスとデータバスを同時に測定することができる。信号の切断と再接続を連続的に実行する必要がなくなったため再接続の手間がなく、結果を速く入手できることが、検査や解析の効率性の向上につながった。
 
【開発背景】
自動車や機械制御などの分野では、アナログ信号とデジタル信号とが混在する組み込み機器は、デジタル的なエラーの原因がアナログ信号そのものにあったり、あるいはアナログ信号とのタイミングの問題であることが少なくなく、デバッグに時間を要していた。従来、こうした組み込み機器に利用されるコントローラは8ビットのものが多く使われてきたので、16ビットのデジタル入力で満足できたが、16ビットのコントローラが使われるようになってデジタル入力の不足が叫ばれていた。また、今日のユーザーは、一般的に16ビット、さらには32ビットのマイクロ・コントローラを最大125 MHzの速度で使用しているが、これらのユーザーは、数年前と比較して2倍の数のデジタル信号を測定する必要がある。そこで、レクロイでは4チャンネルのデジタル・オシロスコープに32チャンネルのデジタル・チャンネルを追加する、4+32chオシロスコープ・ミックスド・シグナル・オプション「MS-32」を開発した。この4+32chのソリューションは、十分な数のアナログ・チャンネルとデジタル・チャンネルを、同時に利用できる可能性を大幅に高めるため、1回の捕捉で完全な回路動作を測定することが可能となる。これにより、デバッグ作業がより効率的に行えるようになった。


【製品概要】
レクロイの4チャンネル高性能オシロスコープ(WaveRunner 6000AシリーズまたはWaveSurfer 400シリーズ)と「MS-32」では、4つのアナログ・チャンネルと32のデジタル・チャンネルを結合することにより、4+32ソリューションを実現した。これは現在の2+16ソリューションまたは4+16ソリューションと比較すると大幅なパフォーマンス向上である。「MS-32」を使用すると、最大4つのアナログ・チャンネルを時間的に同期を維持しながら、16ビット・マイクロ・コントローラの16本のアドレス・ラインとデータ・ラインを、すべて1回の捕捉で簡単に解析することが可能となる。また、任意のデジタル信号の組み合わせを測定することや、強力で柔軟なトリガ機能を使用して、デジタル/アナログ・トリガ条件を設定して、興味のあるイベントを捕捉することも可能である。さらに、ロング・メモリを通じて単一のトリガですべての信号情報を捕捉した後、ズーム機能を通じて信号情報を詳細に分析することも可能である。「MS-32」を用いることにより、組み込み型コントローラのデバッグのように、複数のアナログ信号(コンパレータ信号、電圧ソース信号、センサー/アクチュエータ信号など)と複数のデジタル信号(アドレス・ラインやデータ・ライン、制御信号、周辺シリアル・データ信号など)が混在する環境において、一つの画面で表示と解析ができるため、検査や解析を大幅に効率化することが可能となる。

従来のロジック・アナライザと違って、「MS-32」は手頃な価格で、セットアップや使い方が極めて簡単であり、簡素なユーザー・インタフェースを備えているという特長がある。単一のハードウェア・モジュールを使用して、「MS-32」とオシロスコープ間のすべての相互接続をセットアップできるため、信号の表示やデバッグを即座に開始できる。また、カーソル、測定パラメータ、ズーム機能など、標準的なオシロスコープ・ツールもすぐに利用できる。このような機能や特長のおかげで、大型で明るいカラー・ディスプレイを備えたレクロイのWaveRunner / WaveSurfer 4チャンネル・オシロスコープに、デジタル信号表示機能やトリガリング機能を容易に追加できる。WaveRunner シリーズの高い処理能力および長い標準メモリとオプション・メモリは、高いパフォーマンスを求めるユーザー、長時間のレコードに対して解析を実行する必要のあるユーザー、特殊な処理ニーズ(CANバスのテストなど)を持つユーザーなどに適している。 

MS-32製品ページ

MS-32(4+32chミックスド・シグナル・オプション)カタログ(PDF)

 

【会社概要】
LeCroy Corporation は、シリアル・データ通信の解析分野における世界的なリーダーであり、複雑な電子信号の計測・解析・検証を効率化することによって各種電子製品のイノベーションを促進する、高度な測定・解析装置を製造しています。レクロイが提供する高性能のオシロスコープ、シリアル・データ・アナライザ、プロトコル解析装置は、コンピュータや半導体、データ・ストレージ機器、自動車や産業用機器、軍事産業、航空宇宙産業などの設計技術者によって幅広く利用されています。LeCroy Corporationは40年間にわたって蓄積してきた革新的なテクノロジーによって、「波形解析」分野における主導的な地位を確立しました。高速信号の捕捉・計測・表示を行う波形解析は、今日の情報・通信テクノロジーを促進するために必要不可欠の要素です。LeCroy Corporationの本社はニューヨーク州チェストナットリッジにあります。


【製品に関するお問い合わせ】
レクロイ・ジャパン株式会社
プロダクト・マーケティング(担当:辻)
〒151-0073 東京都渋谷区笹塚2-1-6
Tel: 03-3376-9400 Fax: 03-3376-9587
Email: contact.jp@lecroy.com
http://www.lecroy.com/japan/

 

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