Digital Scopes

お知らせ

2005年3月7日



SASおよびSATAシステム向け
エラー・インジェクタ&トラフィック・チェンジャ「InFusion™」を発表

「InFusion」を実際の通信経路の途中に設置し、リアルタイムでトラフィックを変更することによって、実際の動作環境でエラー・ハンドリングをテスト

レクロイ・ジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区笹塚、取締役社長:北山基樹)は、同社のプロトコル・ソリューション・グループが開発した、SASおよびSATAシステム向けエラー・インジェクタ&トラフィック・チェンジャ「InFusion」を発表した。「InFusion」では、SAS(Serial Attached SCSI)システムとSATA(Serial ATA)システムの実際の使用環境におけるエラー・ハンドリングを柔軟にテストすることができる。

「InFusion」は、実際のシステムのインタフェースにおけるデータ経路の途中に設置するように設計されており、流れてくる実際のトラフィックを変更し、エラーの発生を自動的に行う機能がある。エンジニアは、実際の動作環境を使いながらリアルタイムのテストを実行することによって、システムの信頼性に影響を与える潜在的な問題を究明できる。

【開発の背景】
インタフェースの黎明期では、実際のHBAやDeviceが市場にないため、プロトコル・レベルでのエラー・ハンドリング機能の検証を行うには、トラフィック・ジェネレータを用いてHBA (Host Bus Adopter)やDeviceのエミュレータするバーチャル・マシンを作って試験を行うことが不可欠であった。こうした用途では、レクロイのSAS/SATA Trainerは、分かりやすいスクリプト言語で記述が出来るため、柔軟性にエラーを挿入したりトラフィックを変更したりすることができ、高く好評を得てきた。しかしながら、実際のHBAやDeviceが市場に現れると、リアルなマシンをターゲットとしたエミュレーションを使って、現実のシステムでのエラー・ハンドリングの試験を行いたいとの要望が強くなってきた。特定のHBAやDeviceの完全なエミュレーションを行うためには、非常に細かな動きまでスクリプトに記述しなければならず、かつエミュレーションが正常に動いているかの検証も必要で、実際の試験を実施するまでに多くの時間を費やさなければ成らなかった。「InFusion」は、全く新しい発想でこうした課題を克服し、高精度の試験が簡単迅速に行える画期的な新製品である。


【製品の概要】
「InFusion」は、従来のトラフィック・ジェネレータのようにそれ自体がトラフィックを発生するのではなく、実際のシステムでインタフェースの途中に設置し、実際に流れているトラフィックを受け取り、エラーを生じさせて送り出すことができる。この方式では、従来最も多くの時間を費やしてきたエミュレーション・スクリプトの作成が必要なくなると同時に、エミュレーションの場合に付きまとっていたエミュレーション精度の問題もなくなる。「InFusion」には、受け取ったパケットを間引きする機能、CRCやディスパリティ・エラーを挿入する機能、多様なプロトコル状態を生成する機能などがある。また、バスの内部を移動するフレーム内部で任意のフィールドを変更できるため、SASトラフィックとSATAトラフィックに対して、前例のない精度でプロトコル・レベルのエラーを挿入することが可能となった。

「InFusion」では最初にOOBをそのまま渡し、ネゴシエーションを通じてリンクを確立する。次に、回線をリアルタイムで監視し、特定のイベントや時間間隔が発生するのを待つ。ユーザーの指定に従って、ライブトラフィックを変更するかフレームをそのまま渡すことが可能である。このような負荷テストは、非現実的な「クリーン・トラフィック」シミュレーションと比較して、実際の動作条件をより的確に表現することができる。また、トラフィック・ジェネレータと違い、ウィザード形式でエラーの発生を記述できるため、エンジニアに大幅な負担減に貢献できる。

【ユーザーのニーズ】
LSI Logic Corporationの産業マーケティング担当役員であるHarry Mason氏は次のように語っている。「企業レベルのアプリケーションで使用できるSAS/SATA対応のストレージ装置を目指すOEMでは、システムレベルでの耐久性とエラー・リカバリをテストする必要性がますます高まっている。SASホスト・コントローラ、エキスパンダ、ホストバス・アダプタ技術の先進的なプロバイダである当社は、間欠的なドライブ状態をシミュレートして、より高いアプリケーション層での動作を検証する必要がある。」

レクロイのプロトコル・ソリューション・グループ担当役員であるJames Wrightは次のように説明する。「InFusion」を使用すると、致命的なリンク・エラーを挿入できるほかに、フレームの内部においてビットレベルでヘッダ・フィールドを変更することもできる。「InFusion」では、ルーティング・テーブルの無効なエントリや順序の異なるキュー・タグまで、さまざまなソフトエラーをマウスの数回のクリックだけで簡単に生成することができる。」

【応用例】
「InFusion」は、簡単なウィザード形式のインタフェースを使用して、ユーザー独自のテスト・シナリオを迅速に作成する機能があるため、ほんの数分で試験が可能になるように設計されている。複数の「InFusion」を、イーサネット・ポートを利用してLANに接続し、用意したシナリオを変更しながらホストPCからリモートで自動試験の実行が出来る。さらに高度な自動化をサポートするためのC++ APIも用意されている。また、扱いやすい小型の筐体は、シナリオを複数転送して、スタンドアロン機器として利用することもできる。 


【製品に関するお問い合わせ】
レクロイ・ジャパン株式会社
プロダクト・マーケティング(担当:辻)
〒151-0073 東京都渋谷区笹塚2-1-6
Tel: 03-3376-9400 Fax: 03-3376-9587
Email: contact.jp@lecroy.com
http://www.lecroy.com/japan/

InFusion製品ページ

InFusion (SAS/SATA)カタログ

 

 

What's New(更新履歴)へもどる

ページトップへ