Digital Scopes

お知らせ

2007年4月23日


組込みシステムの設計とデバッグに最適なミックスド・シグナル・オシロスコープをリリース

レクロイ・ジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区笹塚、代表取締役社長:Kevin Fitzgerald)は、普及しているWaveRunner XiシリーズWaveSurfer Xsシリーズにミックスド・シグナル解析機能を追加した、高性能のミックスド・シグナル・オシロスコープを新たにリリースします。レクロイのこのミックスド・シグナル・オシロスコープは最高2 GHzのアナログ帯域幅、最高500 MHzのデジタル入力周波数、50 Mポイントのロングメモリという特性を備えており、I2C、SPI、UART、RS-232、CAN、LINなどのシリアルデータ・バスにとって最適な機能と優れた性能を実現します。このミックスド・シグナル・オシロスコープでは最高36本のデジタル・チャンネルを利用できます。すべてのアナログ・メモリとデジタル・メモリが常に利用可能であり、複数のチャンネル間でメモリが共有されることはないため、すべてのアナログ・チャンネルとデジタル・チャンネルで長時間にわたり妥協のないフル・サンプリング速度でデータを捕捉することができます。完璧なタイムベース同期、高度なクロス・トリガ、高速のアップデート速度によって、アナログ環境とデジタル環境が完全に統合されます。

最近、ますます数多くの16ビット/32ビット・マイクロコントローラが使用されるようになり、内蔵型システムの設計とデバッグが重要になると同時に困難さを増してきました。レクロイから提案する組込みシステム用検証ソリューションは、アドレス・ライン、データ・ライン、アナログ・センサやシリアル・データ信号などの把握と解析に不可欠な強力で柔軟なツールであり、組込み機器のコントローラ、DSP、FPGA、ADC、DAC、変換器を備えた機器の開発期間を短縮するのに大いに役立ちます。

これにより、WaveRunner Xiシリーズの強力なデバッグ・ツールをミックスド・シグナル処理で利用できるようになりました。500 MHzという最大入力周波数は他のミックスド・シグナル・オシロスコープの約2倍の性能であり、極めて高速のデジタル信号をデジタル入力時に検査できるため、オシロスコープの各チャンネルを重要なアナログ信号用に確保することができます。50 Mポイントというロングメモリによって、18本の各チャンネルで最高25 msのデジタル・データを同時に捕捉することが可能になります。WaveRunner Xiシリーズのミックスド・シグナル・オシロスコープは36チャンネル・モードで動作できますが、これによって柔軟性が増強され、他のオシロスコープの2倍以上の入力チャンネルが提供されます。

WaveSurfer Xsシリーズのミックスド・シグナル・オシロスコープは、同等クラスで比類のない機能セットを内蔵しています。最高1 GHzのアナログ帯域幅で利用できるWaveSurfer Xsシリーズのミックスド・シグナル・オシロスコープは、最高250 MHzの速度で10 msのデジタル・データを連続的に捕捉するのに最適なツールと言えます。他の一般的なミックスド・シグナル・オシロスコープでは、より数多くのチャンネルを使用するときにユーザーがメモリを短縮する必要がありますが、WaveSurfer Xsシリーズのミックスド・シグナル・オシロスコープではその必要がありません。

使いやすく効率的なユーザ・インターフェース

WaveRunner XiシリーズおよびWaveSurfer Xsシリーズのミックスド・シグナル・オシロスコープでは、レクロイの効率的なユーザ・インターフェースを利用することにより操作を簡素化しています。ユーザーは直感的な大型(10.4インチ)カラー・タッチ画面などのグラフィカル・ユーザ・インターフェースとフロント・パネルを利用してアナログ・チャンネルとデジタル・チャンネルを同時に表示できるため、ロジック・アナライザに固有の複雑な操作を習得する必要がなく、解析作業が効率化されます。ロジック・アナライザでは数多くの機能がサポートされていますが、通常、ユーザ・インターフェースが複雑になるという問題があります。レクロイのユーザ・インターフェースでは、複雑で難解なメニューを操作しなくても、すべてのアナログ・チャンネルとデジタル・チャンネルのオン/オフを簡単に切り替えることができます。カーソルや自動測定機能を利用して、アナログ信号とデジタル信号間のスキュー・タイミングの測定など、ミックスド・シグナルの測定を効率的に実行することが可能です。

被測定デバイスへの接続を簡素化するために、広範なアクセサリが用意されています。これらのアクセサリには、複数の異なるピッチのICに簡単に接続できるように設計されたサイズの異なるグリッパ・プローブ・セットなどがあります。ミクタ(Mictor)接続ケーブルと3Mインタフェース・ケーブルも利用できます。

I2C、SPI、CAN、UART、RS-232、LINに対応したトリガ/デコード・パッケージ

新しいミックスド・シグナル・オシロスコープの導入に伴い、デジタル・ラインを使用してI2C信号、SPI信号、CAN信号のトリガも起動できるようになりました。また、レクロイはUART信号、RS-232信号、LIN信号に対応した新しいシリアルデータ・パッケージを提供しています。UART/RS-232用のパッケージ「UART-RS-232bus TD/D」には、汎用UART信号とRS-232信号のトリガとデコードを実行する機能があります。汎用UART信号形式は数多くの固有プロトコル用のバックボーンとして幅広く使用されており、レクロイのUARTパッケージはこれらのUARTベースのプロトコルをデコードするように設定することができます。LIN信号用の新しいトリガ/デコード・パッケージ「LINbus TD/D」は、LIN 1.3、2.0、J2602をフル・サポートしています。強力な条件付きデータ・トリガ機能を使用すると、データが範囲内または範囲外にあること、事前に定義した値よりデータが小さいまたは大きいことを条件として、オシロスコープ上でトリガを発生させることができます。

内蔵型システムの測定時に数多くのデジタル・チャンネルをオシロスコープのチャンネルに対して時間的に同期させるには、強力で柔軟なトリガ機能が必要不可欠になります。WaveRunner XiおよびWaveSurfer Xsミックスド・シグナル・オシロスコープには、重要なイベントが常に捕捉・分離されることを保証するのに必要なトリガ機能があります。このアナログ/デジタルクロス・パターン・トリガ機能では、1つまたは2つの論理条件からなる単純なパターン、または36本のデジタル・チャンネルと4本のアナログ・チャンネルのすべてからなる複雑なパターンを定義することができます。これらのパターンを構成する要素は、論理状態、トランジション、ドンケア条件です。クロス・パターン・トリガ機能のほかに、A-B条件付きイベント・トリガ機能があります。このトリガ機能では、ユーザーがトリガの準備を整える条件を定義した後、別の条件に基づいてトリガを発生させることができます。つまり、アナログ信号の立ち上がりエッジに基づいてオシロスコープ上でトリガの準備を整えた後、アナログ波形とデジタル波形のパターンに従ってトリガを発生させることが可能です。レクロイの他の様々なSMARTトリガを使用して、オシロスコープのアナログ・チャンネル上またはデジタル・チャンネル上で複数の異なるパルス幅、グリッチ、インターバルを検出したり、アナログ・チャンネル上で様々なスキュー速度を持つパルスやラントを分離したりすることができます。

【価格情報】

モデル名 帯域 メモリ長 チャンネル数
MS-500 500MHz 50Mポイント 18
MS-500-36 500(250)MHz 50(25)Mポイント 18(36)
MS-250 250MHz 10Mポイント 18

()内は36ch使用時

MSシリーズ製品ページ

MSシリーズカタログ(PDF)
 

【お問い合わせ】
レクロイ・ジャパン株式会社
〒151-0073 東京都渋谷区笹塚2-1-6
Tel: 03-3376-9400 (代表)
 Email: contact.jp@lecroy.com
http://www.lecroy.com/japan

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