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お知らせ

2008年10月7日


「シリアルデータ解析ソフトウェアSDA II」の発表

レクロイ・ジャパン株式会社(本社:東京都杉並区久我山、代表取締役社長:辻 嘉樹)は、シリアルデータ解析ソフトウェアSDAUを発表しました。
SDAUは、シリアル・データ・アナライザSDA 7Ziシリーズに標準搭載し、シリアルデータ通信の技術者が直面する各種問題を解決するソフトウェアです(WavePro 7Ziシリーズ及びSDA 7Ziシリーズ以外のSDAシリーズはオプションで対応)。5種類の新しい機能の搭載によりコンプライアンステストを超えたソリューションを提供します。

  1. アイ・パターンにビット・エラー・レート一定のラインを重ねて表示可能(IsoBER)。
  2. 2種類のジッタ分離アルゴリズムを同時に適用して高い信頼性の解析結果を提供。
  3. アイ・パターンとジッタブレイクダウンを迅速に表示。
  4. 他のオシロスコープより最高50倍速く測定が可能。
  5. コンプライアンステストとデバッキングツールSDAUの融合により、信号の異常を掘り下げて検出が可能。

レクロイのQualiPHY(コンプライアンス・テスト・パッケージ)は、コンプライアンステストの試験項目や条件の設定が可能で、試験の実行からレポート作成まで自動的に行うことができるので、作業効率を大幅に高めることができます。しかし、コンプライアンス試験の不合格時には、その問題を解析するためにはテスト・パッケージとは別に、より高度なツールが必要となります。SDA II を搭載したシリアル・データ・アナライザSDA 7 Ziはこうした問題を解決することができます。

視覚的にビット・エラー・レートを予測する”IsoBER”

IsoBERを搭載したSDA II はアイ・パターン表示を外挿し、ビット・エラー・レート一定のラインを重ねて表示が行えるため、最小のアイの開口度を検出するのに役立ちます。また、このアイの縦軸開口度の分析によりクロストークなどを容易に解析できます。これらの測定は、一般的なアイパターンのマスクテストではノイズやジッタを定量解析できないために行えません。
SDAIIを搭載したSDA 7Ziシリーズは革新的な解析手法で、SDA 7Ziシリーズから新たに搭載したX-StreamIIソフトウェア・アーキテクチャは、オシロスコープの市場ではどこよりも優れた性能、速度、および分析能力を提供します。

2種類のジッタ分離方法とジッタ・ブレイクダウン表示

今日のシリアルデータ通信に関するクロック周波数の高速化によって、ジッタ分析は電子回路設計の重大な要素になっています。レクロイのX-StreamIIアーキテクチャは他のオシロスコープより最大50倍速い処理が可能なので、2種類のジッタ分離アルゴリズムを使ったジッタ解析を同時に行えます。スペクトラム法とNQスケール法の2つのアルゴリズムを同時に使うと、クロストークや他のデタミニスティック・ジッタ成分がラダムジッタ成分のように見えてしまい、解析結果にエラーが生じるようなケースにも対応できます。ジッタ解析では同時に両アルゴリズムで計測表示し、結果に差がある時だけカラーコードアラームで通知をします。これにより信頼性のあるジッタ値を得ることができます。

シリアル・データのジッタ成分分離のように、ランダムジッタとデタミニスティック・ジッタを区別することは、ジッタの原因を特定してデバッグする上で重要です。レクロイのSDAIIは、問題の原因の解明に役立つジッタ成分分離のグラフィックな表示機能を提供します。デタミニスティック・ジッタの値とその原因を理解するため、SDAIIは、PJおよびISIとDDJの解析ツールを用意しました。PJスペクトラム機能では、最も大きなPJに寄与している発生源を特定できます。ISIプロットでは、最も大きな符号間干渉(ISI)を生じているパターンを抜き出すことができます。DDJヒストグラムでは、データ依存ジッタ(DDJ)の分布に対するより深い理解が得られます。

大容量メモリ・高速解析、先進の設計、多機能なツール

シリアル・データ・アナライザSDA 7Ziシリーズは2008年7月に発売したデジタル・オシロスコープWavePro7Ziをベースに開発しており、アイパターン描画でより多くのデータを捕らえるために標準メモリ(20Mポイント/ch)を2倍搭載しています。また、高速のアイパターン構築と、最速のデータ捕捉により問題解決の時間を大幅に短縮します。この高速の処理速度は、アイパターン、スペクトラム、NQ-スケールジッタ分離、TIE、ジッタヒストグラム、バスタブカーブなどをボタン1つで同時に表示可能な”Quick-View”でも活かされています”。Quick-View”はカスタマイズが簡単に行え、業界最大の液晶画面に、最大35種類のパラメータと6つの解析表示を同時に表示させることができます。
SDA 7Ziシリーズは15.3インチワイド(16×9)の高解像度でタッチスクリーンを装備したディスプレイを採用していますが、オシロスコープの画面ワークスペースをさらに広げるために、同等サイズの外部ディスプレイを追加して使用できます。また、フロントパネルが取り外し可能なため、計測対象の回路の側でオシロのコントロールができます。レクロイの新しいシリアルインタフェースバス(LSIB)により、従来より10〜100倍早くPCへのデータ転送ができるなど先進の機能を搭載しています。
まれに発生する異常イベントを検出することができる"TriggerScan"、"WaveScan"を使用して新しい回路設計のデバッグ時間を短縮できます。多岐にわたるツールとSDAIIを搭載したシリアル・データ・アナライザSDA 7Ziシリーズは従来何時間もかかっていた基板設計上の問題を迅速に解決します。
 

【製品スペック】

SDA 7Ziシリーズに標準装備。WavePro 7Ziシリーズ、SDA 7Ziシリーズ以外のSDAシリーズはオプションで対応。

製品 名称 価格
SDA 725Zi シリアル・データ・アナライザ
2.5 GHz Serial Data Analyzer, 20 Mpts, 40 GS/s (SDA II標準装備)
489万円
SDA 735Zi シリアル・データ・アナライザ
3.5 GHz Serial Data Analyzer, 20 Mpts, 40 GS/s (SDA II標準装備)
588万円
SDA 740Zi シリアル・データ・アナライザ
4 GHz Serial Data Analyzer, 20 Mpts, 40 GS/s (SDA II標準装備)
737万円
SDA 760Zi シリアル・データ・アナライザ
6 GHz Serial Data Analyzer, 20 Mpts, 40 GS/s (SDA II標準装備)
861万円
WPZi-SDAII SDA II オプション(WavePro 7 Zi シリーズ用) 104万円
WPZi-RK-SDAII SDA II オプション(既納WavePro 7 Zi シリーズ用) 104万円
SDA-SDAII SDA II オプション(SDAシリーズ用、SDA 7 Zi除く) 52万円
SDA-RK-SDAII SDA II オプション(既納SDAシリーズ用、SDA 7 Zi除く) 52万円

【会社概要】

LeCroy Corporation は、シリアル・データ通信の解析分野における世界的なリーダーであり、複雑な電気信号の高度な測定・解析を行う計測機器を製造しています。レクロイが提供する高性能のデジタル・オシロスコープ、シリアル・データ・アナライザ、プロトコル・アナライザは、コンピュータや半導体、データ・ストレージ機器、自動車や産業用機器、軍事産業、航空宇宙産業などの設計技術者によって幅広く利用されています。LeCroy Corporationは40年間にわたって蓄積してきた革新的なテクノロジによって、波形解析分野における主導的な地位を確立しました。高速信号の捕捉・計測・表示を行う波形解析は、今日の情報・通信テクノロジを促進するために必要不可欠な要素です。
LeCroy Corporationの本社はニューヨーク州チェストナットリッジにあります。
ウェブサイト(http://www.lecroy.com/
仕様は予告なしに変更されることがあります。

【お問い合わせ】

レクロイ・ジャパン株式会社

〒168-0082

東京都杉並区久我山1-7-41

プロダクト・マーケティング(製品に関して:辻)
マーケティング・コミュニケーション(報道に関して:船越)

Tel: 03-6861-9400(代表)
Fax: 03-6861-9586
Email: contact.jp@lecroy.com

 

 

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