Storage
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機種名 | 対応規格 |
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Sierra T244 | 4ポート、SAS 24G プロトコルアナライザ |
Sierra M124A | 4ポート、SAS 12G プロトコルアナライザ/トラフィックジェネレータ/エラーインジェクタ |
Sierra M122A | 2ポート、SAS 12G プロトコルアナライザ/トラフィックジェネレータ/エラーインジェクタ |
SAS/SATAケーブルキット | ケーブルアクセサリ |
SAS/SATAケーブルキット(6Gbps) | ケーブルアクセサリ |
Serial Attached SCSI(SAS) の概要
Serial Attached SCSI(SAS) はUltra320 の次世代のSCSI テクノロジです。Point-to-Point 型のシリアル交換アーキテクチャを利用したSAS は、パラレルSCSI の機能を大幅に拡張したものです。 SAS はパラレルSCSI の20年間の歴史を通じて企業や開発者に浸透してきた、実証済みのミドルウェアやソフトウェアを利用することができます。従来よりも小型のコネクタを採用しながらパラレルSCSI よりも高いパフォーマンスと拡張性を持たせています。
安定かつ高速な通信
一般的にシステム設計者は、帯域幅を共有するパラレル接続よりもPoint-to-Point のシリアル接続の方が信頼性が高いことを認識していました。 Serial ATA(SATA)と同様に、Serial Attached SCSI(SAS) はPoint-to-Point の高速シリアル・テクノロジであり、最初は3Gbps の速度で動作するように設計されました。 その後6Gbps,12Gbps と、さらに高速な通信が可能となるよう拡張されています。 SAS はパラレルSCSI と比較して安定的な上により高速の通信が可能であるということから、ディスクドライブを中心に置き換えが進んでいきました。 SAS インターフェースのディスクドライブではデュアルポート方式の接続が可能になります。 High Availability SAN(Storage Area Network)ではシステム内のすべてのデバイスに対する冗長経路を必要とする、デュアルポート接続が必須要件になります。
SCSI エキスパンダの導入
SAS ではVLSI(Very Large Scale Integration)性能の向上とともに極めて拡張性の高い接続スキームを導入し「SCSI エキスパンダ」を使用して接続トポロジを拡張できるようにしています。 SCSI エキスパンダには従来のSCSI ソフトウェアとの互換性を維持しながら、大規模な企業や組織に適した接続スキームを構成するファンアウト機能があります。 SCSI エキスパンダの管理にはSMP(SCSI Management Protocol)を使用します。 SMP によって物理層(PHY)の制御、ルーティング情報の定義、個々のSAS 接続のための経路検索とLink Negotiation が行われます。
SCSI エキスパンダの重要な機能は、複数の物理リンクを「ワイド」ポートに結合することによって帯域幅を集約することです。 これらのワイドポートはインテリジェントスイッチとして機能します。 つまり1つの物理パスを通じてコマンドを個別に送信した後、別の物理パスを通じて応答を受け取ることができます。 ユーザーは複数のリンクを同時に監視し単一のSCSI トランザクションに関連するすべてのDword を記録する必要があるため、SAS のテストとデバッグは従来よりも複雑性が増しています。
SATA との互換性
Serial Attached SCSI(SAS)を通じて提供される最も革新的な特長の1つはコネクタ形状に関してSAS コネクタとSATA 間で互換性がサポートされることです。 SATA ドライブはSAS コネクタに直接差し込むことができます。 さらにシステムでサポートされている場合、そのSATA ドライブはSATA デバイスとして透過的に機能します。 そのためハイパフォーマンスとハイアベイラビリティを必要とする処理についてはSAS ドライブを使用し、コストを抑える必要のあるストレージプラットフォームではSATA ドライブを使用するといったシステム構成が可能になります。
関連リンク
- T10 Technical Committee(http://www.t10.org/)
- SCSI Trade Association(http://www.scsita.org)
- Storage Networking Industry Association (SNIA)(http://www.snia.org )