WavePro7Zi-Aリモート・ベンチマーク試験

 

WavePro7Zi-AシリーズはCPUにInterlCore 2Quad Q9300 2.5GHzを搭載し、高速な処理を可能としてます。リモート・コントロールで波形を転送する際にも高速なCPUが大きな威力を発揮しています。WavesPro7Zi-AシリーズではGPIB、Ethernet、LSIBのいずれかの通信経路でリモートコントロールすることができ、通信経路の選択により波形転送速度が異なります。

次のグラフは波形のサンプリング・ポイント数に対する波形転送に要する時間の実測結果を各通信経路毎にグラフ化しています。


(値が低い方が高速)

測定条件

  • 表示の更新をOFF
  • 演算、パラメータ計測などの機能をOFF
  • シングル・トリガの設定から波形が転送されるまでの時間を計測(10回を繰り返した平均)
  • 計測時間から波形測定時間5us分を減算
  • 転送後、波形は消去、ファイルへの保存はしない
  • Ethernetはクロスケーブルを使用
  • LSIBはx4 PCI Expressを使用
  • GPIBはGPIB-2のFastモード、EthernetはGigabitモードを使用

*転送時間は機器の設定状態により変化します。

波形のサンプル・ポイント数が少なければ、どの通信経路も速度に違いがありませんが、サンプル・ポイントが長くなった場合、最も高速に動作するのはLSIBです。50Mサンプルの波形も0.52秒程度で転送することができます。最も遅いGPIBと比較した場合、50Mサンプルで81倍もの差が生じます。


(値が高い方が高速)

 

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