主な特徴
- MIPI AllianceのMPHY 3.0コンフォーマンス試験スイート(CTS)に準拠
- QualiPHY自動試験フレームワークにより、オシロスコープの自動制御、接続ダイアグラムの表示と試験レポートの作成
- 全ての速度でHS-MODE、PWM-MODEとSYS-MODE動作の試験の実行
- M-PHYデコードを組み込み
- MIPI MPHYデバッグ・ユーティリティを用いてコンフォーマンス試験不良のデバッグを簡単に実行
- テレダイン・レクロイ独自のM-PHY入力アダプタを用いることで、プローブを用いるより、非常に安価で高信号品質の信号を捕捉
- 従来のフィクスチャ用や、動作中の試験用に差動プローブもサポート
簡単で自動化された動作
QPHY-MIPI-MPHYは簡単で分かりやすい操作ができます。最初に実行する試験を選択します。ソフトウェアは接続図で必要なDUTとの結線を示します。その後は、オシロスコープを制御して試験を自動的に実行していきます。
試験結果をまとめたレポートの作成
全ての試験が終了すると、QualiPHYは結果をまとめたレポートをHTMLやPDFフォーマットで作成します。レポートには要点をまとめた表と、各々の試験の詳細や画面のコピーなどが含まれます。
信頼性の高いコンフォーマンス試験
QPHY-MIPI-MPHYは、試験されたM-PHYインタフェースが高い信頼性で規格に準拠していることを示すことができます。短時間に非常に多くの周期の信号を捕捉して試験することにより、被試験デバイスがM-PHY規格に準拠して動作していることを高い信頼性で確認することができます。
試験からそのままデバッグに移行
QPHY-MIPI-MPHYは、テレダイン・レクロイのM-PHYデコードと物理層試験パッケージを用いることで、コンフォーマンス試験で発見された不良を簡単に診断することができます。プロトコル・レベルのM-PHYデコード情報と物理層波形とその計測結果は完全な時間相関が保たれているので、問題の原因を簡単に見つけることができます。
安価で高品質の信号接続
M-PHYでは100Ωで差動終端し、コモンモード電圧を加える必要があります。単にデバイスンのDpとDnを直接オシロスコープの入力に接続すると、通常50Ωグランドに終端されているので、被試験デバイスの送信器から許容範囲以上のコモンモード電流が流れてしまいます。テレダイン・レクロイのM-PHY入力アダプタは、必要なコモンモード電圧を加えながらクリーンな信号経路を確保することで、こうした問題を非常にうまく解決します。これにより反射を最小限に抑え、プローブを用いた方法よりも本質的に低ノイズな計測を安価で行うことができます。
ページトップに戻る