「X-Stream」テクノロジ
WaveMasterシリーズでその革新性と実用性が実証された「X-Stream」テクノロジを、WavePro7000Aシリーズにも採用しました。「X-Stream」は捕捉した波形を、既存のオシロスコープよりも数十倍も速く処理できます。
複雑な波形演算の結果でさえもスクリーン上で素早く更新され、トラブル原因が瞬時に判断できるようになることは夢物語と考えられていましたが、「X-Stream」テクノロジがその夢を現実の物としました。ロングメモリで取り込んだ波形データに、複雑な解析を加えた後でさえ、解析結果を素早く画面上で確認できるので、トラブルの原因究明が迅速に行えます。例えば、「ヒストコン」と呼ぶ革新的なパラメータ・ヒストグラム表示は、波形更新速度を落とすことなくトラブルの原因を多角的に解明してくれます。
|
|
|
画像をクリックで拡大表示されます |
|
シミュレーションの組み込み
現在、多くの製品開発の現場では、CADなどのツールを使ってPC上で設計作業がすすめられる事が多くなっています。しかしながら、最終的には実際の回路を使って測定を行う必要が有ります。設計したアルゴリズムを実際の信号を使って検証するのに、実証用のハードを作らずに済むなら、大幅な省力化が図れます。「X-Stream」では、サード・パーティ提供のプログラムで実現したアルゴリズムを組み込む事ができるので、オシロスコープで捕捉した実際の信号を使ってアルゴリズムの検証がリアルタイムで行えます。(XDEVオプション)
|
|
|
MATLABで作成したバターワース特性のローパス・フィルタをWavePro7000Aシリーズのファンクション1に取り組んだ例(画像をクリックで拡大表示されます) |