Digital Scopes
PCI Express

物理層解析
PCI Express


応用解析ソリューション

ジッタ解析

レクロイのシリアル・データ解析専用オシロスコープSDA(シリアル・データ・アナライザ)には、コンプライアンス・テストよりもさらに詳細な解析が行える機能が満載されています。例えば、ジッタ計測においても右に示すような様々な観点から解析することが可能です。

  • ジッタ成分分析
    コンプライアンス・テストにおいてもジッタの計測は行われ、1.1において1,000,000UIに渡るジッタを規定することで信頼性が高まっています。しかしながら、システムとして想定されているビットエラーレイト10-12のレベルとは開きがあります。SDAでは、10-12のエラーレイトに相応するトータルジッタの計測を行うのみならず、Rj成分やDj成分への分離およびDj成分のさらなる成分解析が行えるようになっています。これらのジッタ計測には、コンプライアンス・テストで用いられるクロックリカバリ特性をシミュレーションして、ロングメモリデータを用いた高精度の解析を保証します。


 

  • 変調解析
    SDAにおいては、SSCのような低周波の変調成分の解析を行う機能が搭載されています。ロングメモリを用いて信号を捕捉し、その変調成分を復調することで変調解析を行うことができます。右の図のように変調成分を波形として見るだけでなく、FFTをかけて周波数成分での解析も行えます。この解析は、SSCのみならず、クロストーク等で生じるPj(周期性ジッタ)の詳細解析にも威力を発揮します。
     


 

  • ISI解析
    SDA専用ソフトウエア・オプションASDA-J*(高機能シリアル・データ解析パッケージ)の強力な機能の一つにISI解析機能があります。高速シリアル信号においては、伝送線路におけるISI(Inter-Symbol Interference:符号間干渉)の影響が大きいため、この解析が重要となります。一般的には、ISI解析には特定のデータパターンを用いて解析を行う必要があり、手間がかかり効率的には行えませんでした。ASDA-Jに搭載されたISIプロットでは、自動的に個別のパターン毎にアベレージ処理し、ランダム成分を取り除くことでISI成分を顕在化するレクロイ独自の手法が用いられています。この機能を用いると、特定のパターンの信号波形を確認できるため、ワーストケースのパターンの特定と、その波形を迅速にとくていすることができます。

    *SDA11000にはASDA-Jが標準装備

 


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