ミックスド・シグナル・ソリューション
ジッタ解析のみならず、波形解析においてもSDAは、様々な機能で対応します。
Gen2対応 SDA11000/18000を用いると、その11GHzの帯域を有効に活用してPCI Express Gen2の5Gbpsの信号解析を行うことが出来ます。Gen2に関しては、規格の進展に従って順次対応するような体制をとっているため、常に最新の規格に応じた試験が行えます。
マスク・バイオレーション・ロケータ アイパターン試験は、信号品質に影響するノイズ、ジッタ、歪などの要因を複合的に判断することが出来ます。従って、合否判定には最も優れた方法に一つであるといえますが、逆にデバッグ用としては複数の要因が複合的に混在しているために困難さが生じてしまいます。SDA専用のソフトウエア・オプションASDA-Jに搭載されたマスク・バイオレーション・ロケータでは、マスク試験で不良と判定された波形を個別に示すことが出来ますので、波形歪、ジッタ、ノイズ、反射やスパイクなどの要因の特定に威力を発揮します。また、右の図のように、信号をトランジション・ビットとノントランジション・ビットに分け、各々のアイパターンでマスク試験を行い、各々のマスク試験で不良判定された波形を個別に見ることができます。また、この時、その不良の要因として疑わしい信号を別の入力チャンネルで細くしておき、不良箇所の信号との相関の有無を調べることで、不良原因の特定が容易になります。
8b/10bデコーダ SDAの新しいオプションSBAでは、PCI Expressの信号波形から8b/10b変換をしてデコードされた10bキャラクタを波形の上に重ねて表示を行うことができます。この機能を使うと、最大4チャンネル(x4)まで同時にデコードした情報を表示することが出来ます。また、デコードしたデータはレクロイのバスアナライザのビューワーを用いて、詳細なプロトコル情報として表示解析することが可能です。
バス・アナライザとの連携 不良解析の際には、バス・アナライザを用いて特定のコマンド列、あるいは特定のエラーでトリガをかけることが出来ます。また、レクロイのバス・アナライザには外部の機器をトリガするために、トリガアウトが設けられています。このトリガアウトを使ってオシロスコープにトリガをかけることで、特定のパケットを高精度で捉えることが出来ます。上記の8b/10bでコーダと組み合わせることで、相関の取れた物理層の信号と、プロトコル層での信号との相関解析が容易に行えます。
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