主な機能と特長
- 10Base-T1Sおよび10Base-T1L (IEEE 802.3cg)に準拠
- 高度に自動化されたテスト
- Sパラメータの自動校正機能内蔵
- ケーブルやフィクスチャのデエンベデッド テスト結果レポートの自動作成
- 以下のMDI Sパラメータ・テストをサポート
自動コンプライアンス試験
QPHY-10Base-T1-TDRは、10Base-T1Sおよび10Base-T1L規格に準拠して、物理媒体アタッチメント(PMA)のMDI Sパラメータ・テストを実施します。表示される接続図により正しいセットアップを促し、試験結果はスクリーンショットと共にレポートにまとめます。
Sパラメータの自動校正とケーブル・デエンベッド
QPHY-10Base-T1-TDRは、自動的にリファレンス・プレーンにおける校正を実行し、接続に用いられたケーブルのデエンベッドを実行します。
MDI リターン・ロス(Sdd11)コンプライアンス・テスト
媒体依存インターフェース(MDI)のリターン・ロスを、インピーダンスのミスマッチによる差動反射信号の入力の差動信号に対する比として計測します。10Base-T1Sおよび10Base-T1L準拠のデバイスでは理想的には100Ωとなる差動特性インピーダンスの計測も行います。
MDIモードコンバージョン・ロス(Sdc11)コンプライアンス・テスト
媒体依存インターフェース(MDI)のリターン・ロスを、インピーダンスのミスマッチによる差動反射信号の入力のコモンモード信号に対する比として計測します。10Base-T1Sおよび10Base-T1L準拠のデバイスでは理想的には100Ωと25Ωなる差動特性インピーダンスとコモンモード・インピーダンスの計測も行います。
テスト・フィクスチャの特性評価
MDI Sパラメータ計測時のセットアップに用いるケーブルとテスト・フィクスチャのインピーダンス・バランスは非常に重要です。WavePulser 40iXは、ケーブルとテスト・フィクスチャのインピーダンス・プロファイルを計測し、2つの信号経路D+とD-が同一であることを確認し、電気的な差異によるモード・コンバージョンが起きないことを確認します。テスト・セットアップの正確な計測を行うことで、MDIの許容値に比較してセットアップによる測定誤差を十分小さく抑えることができます。
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