主な機能と特長
- 完全なジッタ成分分離、アイ・パターンおよび解析ツール
- 最大4レーン同時にアイ・パターンとジッタ解析結果の同時表示が可能
- 高速のアイ・パターン作成
- 独自のリファレンス・レーンとLaneScape比較モード
- 電圧ノイズ測定
- クロストーク解析
- シングルCompleteLinQダイアログ
マルチ・レーンのアイパターンとジッタ計測と解析
SDAIII-CompleteLinQは、レクロイの卓越したシリアル・データ解析ツールセットを最高で4レーン同時に拡張します。マルチ・レーン解析は、エンジニアが全てのレーンのアイパターンを素早く観測することができます。或いは、シングルレーンにおいて、レクロイの差動プローブやバーチャル・プローブオプションを使って一箇所をプロービングした状態から、異なる複数の場所の解析が可能です。SDAIII-CompleteLinQはシグナル・インテグリティ・パッケージEyeDoctorIIと共に利用することで、シングルレーンのシリアル・データ信号と理想的なイコライジング処理をした波形との比較が可能になります。
シングルレーン、複数ポイント解析
同じレーンのデータ、複数プローブを使用して別のポイントでプローブしたデー
タ、またはプローブが届かない場所の信号を表示するVirtualProbeソフトウェ
ア・オプションを使用して仮想的にプロ
ーブしたデータを解析できます。
LaneScapeモードでレーンの結果を比較
LaneScape比較モードを使用して、SDAIII-CompleteLinQ製品ファ
ミリは、レクロイのシリアル・データ解析ツール・セットに基づいて、レ
ーン対レーンの比較という問題を解決できます。CompleteLinQは、こ
の機能を備えた唯一のツール・セットです。このモードには、レーンの完
全な解析を保存および表示する、新しいリファレンス・レーン、1つ、2つまたはすべてのレーンの解析を同時に表示して簡単に比較が可能な、LaneScape表示が含まれています。
必要に応じて、具体的な解析のニーズに合わせて、モザイク、デュアル、
またはシングルLaneScapeモードから選択できます。
電圧ノイズ測定
CrosstalkおよびCrossLinQパッケー
ジでは、完全なアグレッサ/ビクティム
解析のための電圧ノイズ測定およびクロストーク解析が提供されます。3つのDual Diracモデルのいずれかを使用し
て測定し、ノイズ成分をトータル・ノイ
ズ(Tn)、ランダム・ノイズ(Rn)、およびデタミニスティックノイズ(Dn)
に分離して、さらにDnを符号間干渉ノイズ(ISIn)と周期性ノイズ(Pn)に
分離します。リアルタイム・オシロスコープでこの解析を実行できるのはレクロイだけです。
すべてのSDAIII-CompleteLinQ製品に
含まれるジッタ解析と同じように、ノイ
ズ・トラック表示、ヒストグラム表示およびスペクトラム表示が可能で、他のアクティブなシリアル・データ・レーンへのカップリングや他の干渉源から生じる電圧ノイズであるかを詳細に解析できま
す。
クロストーク・アイ解析
新しいクロストーク・アイの等高線図は
革新的であり、従来のアイ・パターンでは表示できない、過剰なノイズの影響をすばやく表示できます。クロストーク・
アイにはアイ・パターンの内側と外側の両方に、ノイズの確率的な程度が表示さ
れます。LaneScape比較モードを使用して複数レーンでクロストーク・アイを生成し、アグレッサのオン/オフ解析など、複数のシナリオでテストを実行するときに、リファレンス・レーンを使用します。異なるレーンのクロストーク・ア
イを簡単に比較して解析結果を表示でき
ます。
優れたフレームワークで、データ捕捉、チャンネル構成、シリアル・データ解析ツールをシームレスに統合
-
世界唯一のマルチレーン・シリアル・データおよびクロストーク解析ツール
- デエンベッド、イコライゼーションおよびVirtual Probing(仮想プローブ機能)向けの最も完成されたシミュレーションおよびシグナル・インテグリティ・ツールセット
- ケーブル入力、最大65GHzの帯域幅で4、10、またはそれ以上の差動レーンの捕捉が可能なモジュール型オシロスコープ
- VNAに比べてわずかな費用で、最大12ポートのSパラメータを測定できるネットワーク・アナライザ
- 単一のSDAIII-CompleteLinQユーザー・インタフェースですべてのツールセッ
トをシームレスに統合