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お知らせ

2005年11月1日


レクロイ、CAN解析専用のオシロスコープ
ビークル・バス・アナライザ(VBA)を発表

─シンボリック形式でCANをデコードの測定に最適─


レクロイ・ジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区笹塚、代表取締役社長:北山基樹)は、CANシリアル・データをシンボリック(アプリケーション層)形式にデコードすることによってエンジニアがソフトウエア開発環境と同じ用語のままでアナログ信号やハードウェアを含めた統合解析を行える、市場初の汎用オシロスコープを発表しました。

【製品概要】
VBAの登場により、エンジニアは初めて、CANプロトコル・スタック情報(シンボリック、16進、電気信号)をすべての層にわたって解析できると同時に、CANバスに影響を与えるインサーキット電気信号(センサー入力、電圧レベル、過渡電圧など)を詳細に表示できるようになりました。また、オシロスコープの標準・特殊ツールを使用して、信号の構造情報の検証とデバッグを行うことができます。さらに、最大4個の異なるCANバスを同時にデコードできます。VBAはCAN ECU(Electronic Control Unit)や完全なビークル・バス・ネットワークの設計者に極めて大きなメリットをもたらします。VBAの新機能は、ECUやビークル・バス・ネットワークに対するエンジニアの従来の常識を完全に覆す画期的なものです。

【主な機能】

【業界標準のDBCデータベース・ファイルの使用】
ビークル・バス・アナライザ(VBA)は、業界標準のDBCデータベース・ファイルを使用してシンボリック・デコーディングを行います。汎用的なWaveRunner 6000Aシリーズ・オシロスコープをベースに開発されたVBAは、以前にリリースされたCANbus TD(CANトリガ/デコーダ・パッケージ)オプションとCANbus TDM(CANトリガ/デコーダ解析パッケージ)オプションに強力な新機能を追加する計測器です。CANbus TDおよびCANbus TDMは、CAN信号の物理層からプロトコル層に至る統合解析ならびに関連するアナログ信号との相関解析など、高度でユニークな統合解析機能を有していましたが、CANのデコードが一般的に規格化されているトランスポート層までにとどまっていました。実際には、エンジニアはソフト開発においてはアプリケーション層の定義を行い、エンジン回転数のようにより直感的な用語を用いて行っています。アプリケーション層の定義は、各社が独自に行うものですが、その形式はDBCといわれるフォーマットが事実上の業界標準となっています。このDBCファイルを活用することで、従来のCANbus TDおよびCANBbus TDMの機能をソフトウエア解析と同じ直感的な用語でデコードができるため、より簡単かつ直感的にCAN ECUやビークル・バス・ネットワークの動作を解析し、問題のデバッグを効率的に行うことができます。

【CANシンボリック・トリガリング】
ビークル・バス・アナライザ(VBA)では、以前にCANbus TDオプションでリリースされた強力で柔軟なCANトリガリング機能がさらに拡張されました。オペレータはCANメッセージとCAN信号に関する情報が収録されたDBCデータベース・ファイルを使用し、特定のCANメッセージ(ID)またはCAN信号(IDおよびDATA)をシンボルに基づいて簡単に選択した後、トリガに関するデータ条件を適用することができます。たとえば、2番目のデータ・バイトのID=0x410およびDATA=3fでトリガするといった条件を指定しなくても、事前に設定したリストからLWSOUTメッセージの一部であるSTRSPEED (steering wheel speed of travel) 信号をすばやく選択した後、必要に応じてデータ条件をそのデータの単位(この例では角速度)を使って定義することができます。このように、トリガのセットアップ手順は簡単かつ直感的であり、他のファイルやプログラムを相互参照する必要がほとんどないため、操作の効率性と信頼性が高まります。

【製品化までの期間の短縮とコスト削減を可能にするビークル・バス・アナライザ】
新しい自動車の保証対象となる故障のうち、約50%が電子系統の障害を原因とするものであることが報告されています。自動車の電子系統を的確にデバッグする適正なツールを使用すれば、電子系統の障害率を低減させ、システムと部品の信頼性を向上させて、コストを削減できるようになります。これは今日の競争が激しい自動車市場では極めて重要な要件です。こうした重要な評価デバッグを、ビークル・バス・アナライザではストレスなく直感的に操作できることにより大幅な省力化が図れるため、開発期間の短縮に大きな貢献できるものと確信します。

【モデル構成】
レクロイのビークル・バス・アナライザ(VBA)は、500 MHzモデル(VBA6050A)および1 GHzモデル(VBA6100A)の2機種(いずれも4個の入力チャネル付き)を利用できます。数多くの自動車メーカーでは日常的に使用する計測器として1 GHzのオシロスコープを購入するようになっているため、VBA6100A(1 GHz、4ch)モデルは特に魅力的です。CAN物理層信号または他のアナログ信号を表示するには、入力チャネルを使用します。オプションとして、さまざまなプローブ・アクセサリやバス接続アクセサリも利用できます。

ビークル・バス・アナライザ(VBA)製品ページへ


【会社概要】
1964年に設立された米国籍の企業、レクロイはデジタル・ストレージ・オシロスコープや波形デジタイザの設計と製造を行っています。製造設備はニューヨーク州チェストナットリッジの本社所在地にあります。販売店とサービス事業所は、米国各地、主要なヨーロッパ諸国、アジア各地にあります。


【製品のお問い合わせ】
レクロイ・ジャパン株式会社
プロダクト・マーケティング(担当:辻)
〒151-0073 東京都渋谷区笹塚2-1-6
Tel: 03-3376-9400 Fax: 03-3376-9587
Email: contact.jp@lecroy.com
http://www.lecroy.com/japan

【報道のお問い合わせ】
レクロイ・ジャパン株式会社
マーケティング・コミュニケーションズ(担当:窪田)
〒151-0073 東京都渋谷区笹塚2-1-6
Tel: 03-3376-9400 Fax: 03-3376-9587
Email: contact.jp@lecroy.com
http://www.lecroy.com/japan

 

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