Digital Scopes

お知らせ

2010年10月04日


45GHz デジタル・オシロスコープ

デジタルオシロスコープ WaveMaster 8Ziシリーズを刷新
新たにアナログ帯域45GHzモデルを発表

レクロイ・ジャパン株式会社は、WaveMaster 8Ziデジタル・オシロスコープ、 シリアル・データ・アナライザ、ディスク・ドライブ・アナライザの新しいラインナップとして、WaveMaster 8Zi-Aシリーズを発表しました。WaveMaster 8Zi-Aシリーズは、最大45 GHzの帯域幅と120GS/sのサンプリング速度が可能になります。波形メモリは最大で768Mポイントに及び、リアルタイム・オシロスコープとして、世界最高の帯域幅と最速のサンプリング速度を実現しています。また、4チャンネル同時動作で真のアナログ帯域幅20 GHzを実現するモデルを導入し、4つの測定チャンネル上で最高のパフォーマンスと信号忠実度を提供しています。
さらに、Zi-8CH-SYNCHオシロスコープ同期キットを使用すると、すべてのモデルで捕捉能力が2倍になり、捕捉されたすべてのチャンネルを1つのグリッドに表示できます。

標準サンプリング速度は、帯域幅45 GHzで120 GS/s、帯域幅25〜30 GHzでは80 GS/s、帯域幅 20 GHzでは4チャンネルすべてで40GS/sです。帯域幅4〜20 GHzの場合、標準サンプリング速度は4チャンネルすべてで40 GS/sですが、オプションを使用すると2チャンネルのサンプリング速度を80 GS/sまで上げることができます。解析処理については、すべてのメモリが全レコード長で使用でき、標準はチャンネル当たり20 Mポイント/chで、メモリオプションを使用すると最大256 Mポイントまで使用できます。120GS/sおよび80 GS/sモードでは、メモリは768Mポイントおよび512 ポイントまでインターリーブ動作(※1)させることができます。

WaveMaster 8Zi-Aシリーズでは、高いパフォーマンスを確保するため、第二世代のシリコン・ゲルマニウム(SiGe)コンポーネントを使用しています。SiGeは長年に渡って、商用の半導体の製造プロセスで最も広く採用および導入されています。また、SiGeには製造過程に困難をきたすような、熱伝導性、信頼性、収率、コスト、その他の懸念がないため非常に安定したデバイスを作り出すことが可能です。レクロイの30〜45 GHz 8Zi-Aシリーズは、第六世代のDBI(Digital Bandwidth Interleave)を使用しており、他社に見られるような帯域幅ブーストの悪影響なく、効果的で信頼性の高い帯域幅の拡張を実現しています。

レクロイは、8Zi-Aシリーズを単一のハードウェア・プラットフォームとして設計しており、4〜45 GHzまでの帯域幅で9モデルすべてがサポートされています。これは、現在の設計に必要な帯域幅のみを購入し、ニーズの変化に応じて帯域幅を追加してアップグレードすることで、研究者が投資を活用し、新たな高速テクノロジとシリアル・データ規格に対して最新状態を維持できることを意味します。これまでにWaveMaster 8Ziシリーズを購入したお客様は、WaveMaster  8Zi-Aシリーズの性能と帯域幅にアップグレードすることができます。

【最高性能の4チャンネル・オシロスコープ】

WaveMaster 820Zi-Aでは、4チャンネル同時に20 GHzで卓越したパフォーマンスと信号忠実度が実現されています。WaveMaster 8Zi-Aシリーズに使用されている第二世代のSiGeチップセットは、帯域幅ブーストの必要がなく、20 GHzまでの十分な帯域幅を実現しています。帯域幅ブーストは競合製品に使用されており、定格が16 GHzまでのハードウェアをデジタル信号処理(DSP)を利用して、帯域幅を無理に広げています。競合他社が使用するこの種の帯域幅ブーストは、ノイズの増加、ジッタ・ノイズ・フロアの増加、過度のオーバーシュート、中帯域幅範囲内の有効ビット数(ENOB)の低下など、信号忠実度に関して大幅に不利な条件をもたらします。WaveMaster 820Zi-Aはこのような現象はなく、クラスをリードする190 fs rms以下のトータル・ジッタ・ノイズ・フロアを含めて、卓越した立ち上がり時間、オーバーシュート、ノイズ、ジッタ・ノイズ・フロア性能を実現しています。

【世界最高の帯域幅を実現するリアルタイム・オシロスコープ】

WaveMaster 845Zi-Aのリリースにより、レクロイはリアルタイム・オシロスコープの帯域幅をリードすることになりました。845Zi-Aには、実績のある第二世代のSiGeトラック・アンド・ホールド、およびADコンバータ(ADC)が使用され、卓越したパフォーマンスを実現しています。オシロスコープで前例のないこの帯域幅は、最先端の研究開発アプリケーション、特に高速次世代長距離光ネットワーク開発に関する光通信分野の市場にとって理想的です。45 GHzの機能に加えて、オシロスコープは、30 GHz 2チャンネル、または20 GHz 4チャンネル・モードでも動作します。このため、少ないチャンネルで高い帯域幅信号忠実度の測定を行う機能を維持しながら、30 GHzまたは20 GHzで複数チャンネルを使用したタイミング検証を行える柔軟性を備えています。20 GHzで4チャンネルを使用した場合のWaveMaster 845Zi-A(WaveMaster 830Zi-Aも同様)の定格は、最大30 GHzでも4チャンネルでは帯域幅16 GHzしか提供されない競合製品に比べて、25%の高い帯域幅を実現しています。45 GHzでのジッタ・ノイズ・フロアは、125 fs rmsという驚くべき数字を示します。

単一チャンネル・モードでの最大サンプリング速度は120 GS/s(45 GHz)で、2チャンネル(30 GHz)モードでは80GS/s、4チャンネル(20 GHz)モードでは40 GS/sです。同様に、使用可能な最大解析メモリは、45 GHzモード、30 GHzモード、20 GHzモードで、それぞれ、1チャンネル当たり768メガポイント、512メガポイント、256メガポイントです。

【アナライザ機能は第二世代に。テスト機能の強化】

WaveMaster 8Ziシリーズは、解析スループットの速さで定評を得ており、WaveMaster 8Zi-Aシリーズは、X-Stream IIストリーミング・アーキテクチャをさらに補強する付加的な処理能力によって、レクロイの解析機能を大幅に進歩させています。インテルCore2 Quadプロセッサの定格は3 GHz(有効処理速度4 x 3 GHz = 12 GHz)、RAM 8 GBで、Windows 7の64ビット・バージョンが標準のオペレーティング・システムです。X-Stream IIテクノロジにより、オシロスコープが768 Mポイントの波形を解析しているときでも、他のオシロスコープに比べて10倍から20倍の処理速度で、CPUキャッシュ・メモリ効率を改善する可変長の波形セグメントを使用して高速スループットのデータ処理が可能です。新しいプロセッサは以前より20%速くなり、X-Stream IIアーキテクチャで最大限の威力を発揮します。付属品については、すべてのWaveMaster 8Zi-Aシリーズオシロスコープ・モデルの標準メモリが1チャンネル当たり10 Mポイントから20 Mポイントに、またSDAおよびDDAモデルでは1チャンネル当たり20 Mポイントから32 Mポイントに増強されています。最大の帯域幅を提供するSDA 845Zi-Aモデルは、45 GHzで96 Mポイントのメモリが標準です。

WaveMaster 8Zi-Aシリーズには、第二世代のシリコン・ゲルマニウム(SiGe)チップセットが採用され、パフォーマンスが向上しています。帯域幅の増加(前述の通り、4チャンネルで20 GHzを実現)以外に、新しい第二世代のチップではS/N比が約25%向上し、特にWaveMaster 820Zi-A(4チャンネルで20GHz)モデルでは、新たなパフォーマンスのベースラインを確立しています。

最後に、レクロイのオシロスコープに特徴的な2つの機能、ジッタ・タイミングおよび解析(JTA2)ツールキットとXDEV Advanced Developer’s ToolkitがWaveMaster 8Zi-Aシリーズの標準となりました。JTA2ツールキットには測定パラメータと時間からプロットを作成するトラック、測定統計情報をグラフで表示するヒストグラムなど、複数の強力なツールが含まれています。トラックは測定値やジッタ・パラメータの時間の経過に伴う変動の把握に特に役立ち、複雑な問題のデバッグで他の時間相関信号と比較できます。トラックはオシロスコープの全レコード長に使用できるため、多数の測定を長期的にグラフ化して、高速信号に含まれる非常に低い周波数の問題をデバッグできます。全レコード長を測定および処理するこの機能は、レクロイ独自のものです。XDEV Advanced Developer’s Toolkitでは、卓越したカスタム統合が実現できます。研究者はMATLAB、C/C++、Excel、Visual Basic Script(VBS)、またはJAVAスクリプトで記述されたカスタムの演算および測定アルゴリズムを作成し、オシロスコープ処理ストリームに挿入して実行できます。結果はオシロスコープ画面に返され、さらに解析や処理が可能です。さらに、カスタム・アルゴリズムに、オシロスコープやオシロスコープ上で実行されるその他のソフトウェア・パッケージ用の制御コマンドを含めることで、卓越した柔軟性によってテスト・システムを完全に統合できます。

【優れたシリアル・データ解析が可能なシリアル・データ・アナライザ】

シリアル・データ・アプリケーションでは、9つの新しいシリアル・データ・アナライザ(SDA)モデルによって、同様に高い帯域幅範囲(4〜45 GHz)、サンプリング速度および解析メモリ機能(チャンネル当たり32 Mポイント標準)が提供されています。レクロイの強力なSDA IIシリアル・データ解析ツールおよび標準のシリアル・トリガと併用することで、PCIExpress 3.0およびUSB 3.0などの新たな高速シリアル・データ規格の実装やデバッグが可能です。

レクロイ社の高機能SDA IIシリアル・データ解析ソフトウェアは、アイ・ダイアグラムやジッタ解析に対して、独自の、またより精度の高い測定および解析ツールを活用することで、ジッタの問題の解析とデバッグに優れた能力を発揮します。さらに、アイ・ダイアグラム解析速度は、競合ツールの100倍で、1MUI(100 万ユニットインターバル)のPCI Expressの波形を捕捉・解析・表示するまで約3秒で行えます。

規格適合試験は、定評のあるコンプライアンステストパッケージQualiPHY™で、USB3、PCIExpress、SAS、SATA、DDR、HDMI、およびDisplayPortなど、様々な規格に対応しています。これらのパッケージの多くは、レクロイ社のPeRT3 (Protocol Enabled Receiver Transmitter Tolerance Tester)を使用して、全自動設定が可能です。これはWaveMaster 8Zi-Aシリーズと連動する独自の装置で、プロトコル層で共試体(DUT)と通信し、DUTを制御しながら、コンプライアンス・テストに適切なモードにします。SDA 8Zi-AシリーズとPeRT3は併用して、トランスミッタ・コンプライアンス・テストの素早く完了し、DUTの伝送信号の完全な特性分析を行うことができます。

最大帯域幅45 GHzのオシロスコープは、最も難しい測定環境で、最速の新技術のテストに使用されます。このような速度の場合、研究者はこれまでマイクロ波周波数領域に限定されていた信号精度の問題に直面します。レクロイ社のEye Doctor II™シグナル・インテグリティ・ツール・キットでは、ケーブルおよびテスト・フィクスチャの特性の除去、プリエンファシスとディエンファシスのモデリング、シリアル・データ・チャンネル・エミュレーション、およびシリアル・データ・レシーバ・イコライゼーションに関する機能が提供されています。これにより、オシロスコープの環境内で全レコード長に関して、信号経路の影響を補正またはエミュレートでき、任意のテスト条件で、テスト回路の任意の場所で、高い信号忠実度で、正確に波形を測定することが可能となりました。

【ディスク・ドライブ・アナライザ】

WaveMaster 8Zi-Aシリーズの登場によりディスクドライブ・アナライザも同様に新しいシリーズになりました。DDA 8Zi-Aシリーズ・ディスク・ドライブ・アナライザがアナログ帯域20GHzおよび30 GHzモデルで使用できます。専用のディスク・ドライブ測定、障害解析のトリガおよびズーム機能、およびディスク・ドライブ・アナライザ・ユーザー・インタフェースを使用したシリアル・データ測定機能も標準装備され、大容量のディスク・ドライブ設計に対応しています。DDAまたはSDAモードで動作し、ハード・ドライブ上のシリアル・データ・リンク、または物理メディアの動作を解析します。すべてのDDAには、SDAに含まれるすべての機能が含まれています(3.125 Gb/sシリアル・トリガを除く)。

【プローブ】

レクロイは最大25 GHzの帯域幅で、幅広い広帯域プローブと差動増幅器を提供しています。WaveLink 13-25 GHz差動プローブには、ブラウザ・ポジショニング用チップとソルダーイン・リード付きで13 GHz、16 GHz、20 GHz、および25 GHzモデルがあり、最高帯域幅のソルダーイン・リード(25 GHz)、極めて低いノイズ、極めて低い中周波数のインピーダンス(顧客のテスト回路で、50%以上の負荷削減)が特徴です。

WaveMaster 8Zi-Aシリーズ(英文)

WaveMaster 8Zi-Aシリーズ データシート(英文)

【会社概要】

LeCroy Corporation は、シリアル・データ通信の解析分野において最先端の高度な測定・解析が行える計測機器を製造、販売しています。レクロイが提供する高性能のデジタル・オシロスコープ、シリアル・データ・アナライザ、プロトコル・アナライザは、コンピュータや半導体、データ・ストレージ機器、自動車や産業用機器、軍事産業、航空宇宙産業などの設計技術者に幅広く利用されています。LeCroy Corporationは45年間にわたり、革新的なテクノロジによって、特に波形解析において最高の評価を得てきました。高速信号の捕捉・計測・表示を行う波形解析は、今日の情報・通信テクノロジを促進するために必要不可欠となっており、LeCroy Corporationの持つ技術が大きく貢献できると確信しています。LeCroy Corporationはニューヨーク州チェストナットリッジに本社を置き、NASDAQに上場しています。詳細については、ウェブサイト(http://www.lecroy.com)をご参照ください。
なお、仕様は予告なしに変更されることがあります。

【お問い合わせ】

レクロイ・ジャパン株式会社
〒183-0006 東京都府中市緑町3-11-5
マーケティング・センター 塩田
Tel: 042-402-9400(代表) Fax: 042-402-9586
Email: contact.jp@lecroy.com
http://www.lecroy.com/japan/
 

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