主な特徴
- 全てのフレーム・トリガ設定でACK条件指定(ACK、NOACK、Don't Care)
- デコード中にクロック・トレースの表示は不要
- EEPROM read/writeの2048バイト・トリガ機能
- フレーム長トリガ機能
- アドレスの指定にR/Wビットを含めたり、Don't Careを指定することが可能
- アナログもしくはデジタル(MSO)入力を捕捉およびトリガのソースに指定可能
- クロック信号にEXT入力端子を使用可能
- 直感的に色分けされたオーバーレイ
- 自動タイミング計測
- シリアルDAC – デジタル・データを抽出し波形としてプロット
- 物理層アイパターン評価
データ条件セットアップ(T)
全てのテレダイン・レクロイの低速シリアル・トリガは、データ条件に対して、<, <=, =, =>, <>, 範囲内、範囲外の選択をすることができ
ます。これはCANノードがエンジン
回転数やクーラント圧の高低をブロードキャストしてくるような異常イベントをモニタする場合に特に有益です。さらに、データバイト間
に跨がる場合であっても非常に長いバイトストリームから特定のデータを切り分けることができます。
さらなるトリガ選択肢(T)
通常のStart/Stop/ReStart、NoAck、AddressおよびAddress + Dataトリガに加え、テレダイン・レクロイでは最
大2048バイト長までのEPROM read/writeおよびフレーム長のトリガを提供します。
アドレス・ベーストリガの柔軟性(T)
アドレス・ベース・トリガでは、ACK条件(ACK有り、NO ACKもしくはDON’T CARE)が追加できます。また、READもしくはWRITEあるいDON’T CAREなど転送方向の定義も選択することができます。7ビット・トリガでのR/Wビット指定、あるいは10ビット・トリガでのR/W方向選択もできます。
直感的なカラー・オーバレイ(D)
透明オーバレイにより各プロトコルの特定部分とメッセージフレーム全体を色分け表示し、シリアル・データの情報を分かりやすくします。波形とは離れてプロトコル・デコード情報を表示する他のソリューションとは異なり、テレダイン・レクロイのソリューションでは物理波形とプロトコル・デコードが直接ディスプレイ上で相関します。捕捉長を延ばしたり短くしたりすると、デコード・オーバレイを見やすい情報量になるよう伸縮させることができます。
対話型テーブルに結果をまとめて表示(D)
デコードされた情報を表形式で表示することでオシロスコープをプロトコル・アナライザにすることができます。必要な情報のみにテーブルをカスタマイズすることができます。テーブル中のメッセージをタッチすると、自動的にその部分をズームしスクリーンに表示します。オフラインでの解析のためにテーブルをCSVファイルにエキスポート可能です。異なるプロトコルのデコード信号を同時に最大4つまでひとつのテーブルに表示することもできます。
計測/グラフ化ツール(M)
アナログ信号や他のシリアル・メッセージとの間のタイミング計測を自動で行い、問題の原因や影響を迅速に予測することができます。ロング・メモリを使用したひとつの長い捕捉に対して複数のパラメータ値を一気に取得し、課題解決のための統計情報をすばやく収集します。シリアル(デジタル)データ値をアナログ値として抽出し、グラフにプロットすることで、あたかも直接プロービングしたかの様にシステム・パフォーマンスの時間変動をモニタすることができます。
アイパターン(E)
簡単な設定でパケット化された低速シリアル・データ信号のアイパターンをすばやく描画します。アイパラメータを使用してシステム・パフォーマンスを定量的に評価し、標準またはカスタムマスクを適用して異常の識別を行うことができます。
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