テレダイン・レクロイ、次世代の QualiPHY®自動コンプライアンステストフレームワークを発表
最新のQualiPHY 2テストフレームワークと QPHY2-PCオフライン・コンプライアンステスト・ソフトウェアが、 短時間で検証とコンプライアンスを実現
2024年10月10日、日本 – テレダイン・レクロイ(日本社名:テレダイン・ジャパン、所在地:東京都府中市、代表取締役:原 直)は、本日、 Teledyne LeCroyオシロスコープ上で動作する新しい自動コンプライアンステストフレームワークおよびオフラインのPC上でも作業可能なソフトウェアバージョンを発表しました。 これにより、USB4®バージョン2.0(Thunderbolt™ 5を含む)およびPCIe® 6.0の電気的コンプライアンステストへの即時サポートが提供されます。また、その他の標準規格(DisplayPort™ 2.1、USB 3.2、HDMI® 2.1、DDR5など)のサポートについても、来年2025年中に新しいテストフレームワークで対応予定です。
本製品発売の背景
USB4、Thunderbolt、PCI Express®、DisplayPortなどの高速シリアル通信規格のコンプライアンスおよび相互運用性テストは、デバイスメーカーにとって非常に高価で時間がかかるものとなっています。
各新世代ごとに、コンプライアンステスト仕様(CTS)に追加されるテストが増え、製品の検証およびコンプライアンスプログラムにおいてテストのボトルネックが発生します。さらに、コンプライアンステストは、送信機(Tx)テストのための波形データのオシロスコープキャプチャと解析、および受信機(Rx)テストのためのラボ機器のキャリブレーションに長い待ち時間がかかり、非常に非効率です。
この様なテストのボトルネックと解析やキャリブレーションの処理待ち時間の長さは、コンプライアンス製品の市場投入を遅らせ、他のプロジェクトを遅延させ、外部ラボにテストを依頼する必要が生じる場合もあり、最悪の場合、非コンプライアンス製品が出荷され、品質が犠牲になる可能性があります。
今回発表されたQualiPHY 2ベースのコンプライアンスソフトウェアオプション(新しいQPHY2-USB4-TX-RXおよびQPHY2-PCIE6-TX-RXなど)は、Teledyne LeCroyオシロスコープ上で動作し、TxおよびRxテストの両方を自動化します。さらに、QPHY2-PCオフライン・コンプライアンステスト・ソフトウェアを使用すれば、オシロスコープとは別のPC上で動作し、既にキャプチャされたデータを使用して、波形データの後処理・結果の確認・レポート生成などをオシロスコープ設置場所(ラボ等)以外のどこからでも実行でき、オフラインでもテストを完了することができます。これらの製品を一緒に使用することで、ボトルネックを解消し、以前の製品に比べて短時間で検証とコンプライアンスを実現することができます。
製品の特長
QualiPHY 2テストフレームワークとQPHY2-PCオフライン・コンプライアンステスト・ソフトウェアを組合わせることで、
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煩雑な外部サーバーを使用せずに、TxテストとRxキャリブレーションを簡素化、1つのソフトウェアインターフェースでTxおよびRxテストを統合
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単一のテストツリービュー、簡単にアクセスできるクイックアクセス接続図、およびデータベースからテスト結果を簡単に再テストまたは削除する機能を備え、簡素化された使いやすいユーザーインタフェースを提供
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シリコン検証プラットフォームやリファレンスデザインでのプロセス、電圧、温度(PVT)コーナーテストに最適なユーザー定義のPythonスクリプトを使用した高度な自動化機能を提供
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リモートコントロールとオフライン処理を通じて、ラボでのオシロスコープの使用を最適化
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複数のラボや場所からアクセス可能な共有テストデータベースを使用して、テストを迅速に完了し、どこからでもタイムリーにコンプライアンスを実現します。
詳細情報
◆ QualiPHY 2テストフレームワークとQPHY2-PCオフライン・コンプライアンステスト・ソフトウェア
https://ja.teledynelecroy.com/serialdata/qualiphy-compliance
◆ USB4® およびPCIe® 6.0 向けの新しいQualiPHY 2ベースのソリューション
Teledyne LeCroy Inc.について
ニューヨーク州チェストナットリッジに本社を置く、Teledyne LeCroy Inc. (テレダイン・レクロイ) は、性能検証、コンプライアンス試験、複雑な電子システムのデバッグを迅速かつ徹底的に行うための先進的なオシロスコープ、プロトコル・アナライザ、その他のテスト機器を製造・販売するリーディングカンパニーです。1964年の創業以来、当社は「Time-to-Insight」を向上させる革新的な製品に強力なツールを組み込むことに注力してきました。解析結果を得るまでの時間を短縮することで、ユーザーは複雑な電子システムの欠陥を迅速に発見して修正することができ、様々なアプリケーションや製品の市場投入までの時間を劇的に短縮することができます。
詳細は、(本社サイト:https://www.teledynelecroy.com/ または、日本サイト:https://ja.teledynelecroy.com/)をご覧ください。
※)製品の仕様や発表内容は、予告なく変更されることがあります。
※)本リリース内容は、米国本社プレスリリースの抄訳版です。
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本プレスリリースに関する問合せ先
テレダイン・ジャパン株式会社
(テレダイン・レクロイ)
マーケティング部 広報担当 鶴見
〒183-0006 東京都府中市緑町3-11-5
TEL: 042-402-9400(代表) FAX: 042-402-9586
Email: [email protected]
Web: https://ja.teledynelecroy.com/