主な特徴
- D-PHY ver.1.00.00のMIPIアライアンス仕様準拠。
- 多数の繰り返し測定を行い統計結果をレポートします。お客様のD-PHYインタフェースを確実なものにする最速の方法です。
- D-PHY, CSI-2およびDSIデコーダを含みます。
- ソフトウエアに含まれるMIPI D-PHYデバッグユーティリティを使用することでコンプライアンス試験不適合のデバッグが容易に行えます。
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全注釈付きの最悪ケース測定のスクリーンショットがキャプチャされ、レポートに添付されます。
- 自動化された試験フレームワークQualiPHYが接続図を表示し、オシロスコープを自動制御し、レポート作成まで行います。
QPHY-MIPI-DPHYについて
D-PHY ver.1.00.00のMIPIアライアンス仕様にて規定された送信系物理層テストを自動で実施します。
QPHY-MIPI-DPHYをご利用いただくことでユーザはご自分のD-PHYインタフェースを最高レベルまで確実なものとすることが出来ます。D-PHY測定における高いレベルの変動性により、多くの繰り返し測定を行うことが重要になります。非常に短時間で多くの繰り返し測定を行うことで測定に対して真の最大、最小ポイントを捕捉出来る事をユーザはより確信できます。
レクロイ QualiPHYプラットフォームはユーザインタフェースを容易にカスタマイズ可能で、カスタム試験項目およびリミット値の選択、ユーザが適切にセットアップできるように接続図の表示を行う事が可能です。総合的な試験レポートも作成します。さらにQPHY-MIPI-DPHYで試験した全ての波形データは保存することが可能であり、容易に情報共有が可能で、後に再試験が可能です。
さらに、QPHY-MIPI-DPHYは実施した試験の最悪ケースの事例を表示し、記録します。この最悪ケースの事例はコンプライアンス・レポートの中に拡大して記載されます。
MIPI D-PHY信号の自動計測に加えて、QPHY-MIPI-DPHYはオシロスコープ内でMIPI
D-PHY信号の強力なデバッグを可能にします。内蔵されたMIPI D-PHYデバッグ・ユーティリティとデコーダはコンプライアンス試験不適合の真の原因究明の為の完全な組み合わせです。
現在のところMIPI D-PHY信号に対する公式なコンプライアンス・プログラムはありませんが、D-PHYに対するMIPIアライアンス仕様リミットに対してデバイスをテストすることを強く推奨します。
デバッグの為に、QPHY-MIPI-DPHYはクロックと高速データ信号のシングルエンド及び差動アイパターンを生成します。仕様では正式なアイパターン試験は要求されていませんが、それらのアイパターンはクロック及びデータラインの信号品質の迅速な把握を可能にします。

LP試験はロー・パワー信号の電気、タイミング特性が必要なコンプライアンス・リミットに入るかどうかテストします。この試験はエスケープモード・シーケンスでの挙動をテストするものです。一般に超ロー・パワー状態(ULPS)に入るコマンドが使われますが、他のシーケンス・コマンドも同様に使用する事が可能です。

この試験は複数のハイ・スピード・バーストを含むデータ捕捉に対してテストされます。それらはデータ信号、クロック信号に対する試験を含みます。また、クロックとデータラインの間のタイミング・パラメータの評価試験も含みます。
MIPI D-PHYデバッグの為のツール
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MIPI D-PHY, CSI-2およびDSI信号をデコード
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スクリーン上でプロトコル・デコードをアナログ波形に関連付けられます。
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CDRに使用される最大4レーンまでの差動データレーンをデコード可能。
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デコードデータの16進表記
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デコード情報を拡張し、タイムベースを調整、またはズームします。
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迅速なbyte表記へのズーミングが可能な便利な一覧表示。
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特定のメッセージ・パケットを迅速に検索することが可能。
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LPとHS、HSのみ、LPのみのデコードに対応
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データとクロックに対しシングルエンド、差動、両プロービングに対応。

MIPI D-PHYデコードは信号品質問題の解決と同様に、強力なシステムレベル・プロトコル・デバッグの理想的ツールです。D-PHYデコード・ソリューションはお客様のオシロスコープに唯ひとつのツールセットを追加するだけで、MIPI
D-PHY, CSI-2及びDSI信号のデバッグと設計を容易にします。
最も直感的なデコード
MIPI D-PHYデコードはプロトコルの様々なセクションを色分け表示し、分かりやすい画面表示となっています。タイムベースやズームの量に従って長短の捕捉の間、イベントを理解しやすいように、デコード情報は拡張されたり縮小されたりします。
ひとつのツールが生産性を向上します
D-PHY
Dソリューションはすべての情報をひとつにまとめます。D-PHY信号のアプリケーションレイヤを物理層の最上に置くことでバスアナライザでは出来ないユニークなビューが得られます。振幅およびタイミング測定の全一式はプロトコル・ビューでは現れない物理層の問題をデバッグ可能にします。
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