一般的に、広帯域のプロービングにはFETプローブに代表されるアクティブ・
プローブが欠かせないと言われています。
しかし、インピーダンスの管理がきちんとなされた現在の大部分の回路では、
超低容量のパッシブ・プローブのほうが歪みのないプロービングができることが多いのです。
低容量プローブ
PP066は広帯域デジタル・オシロスコープWaveMaster用に
設計された50Ω入力終端の広帯域低容量プローブです。こ
の超低容量のプローブは高周波のアプリケーションに最適
で、特に20〜100Ωのインピーダンスを持つ伝送線のプロー
ビングに威力を発揮します。
柔軟な設計(PP066)
交換式のプローブ・チップを交換することで、入力抵抗と減衰率の選択ができます。
プローブ・ケーブルにはSMAコネクタが採用され、広帯域を保ったままデジタル・
オシロスコープに接続できます。PP066プローブは、コンピュータ、
通信、データ・ストレージなどの高速回路設計における、
アナログ/デジタルICのプロービングなど広い範囲の設計に対応します。
広帯域での信号の再現性
高周波の測定では、信号の再現性を保つために、低い入力容量のプローブを使う必要があります。
アクティブ・プローブは、直流ではハイ・インピーダンスですが、
高周波に対しては入力容量が大きく影響します。
例えば1pFの入力容量のものでは、1GHzの信号に対して159Ωの容量性抵抗(X=1/2πfC)になります。
PP066は速い立ち上がりを持つ信号の形状を正確に維持し、信号を歪みなく再現できます。
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