PCI Expressプロトコル・テスト・カード
Protocol Test Card (PTC)

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テレダイン・レクロイのProtocol Test Card (PTC)は特にプロトコルセクションに関して、PCI Express2.0仕様に忠実に準拠してしているかどうかテストすることが出来る多機能テストボードです。 PTCはIntelとのコラボレーションで開発され、PCI-SIGにも公式に認められたテストツールです。 PCI Expressの次世代開発ツールとして、出来る限り市場の要求に応えられるよう、設計されています。 LeCroyはPCI Expressのコンプライアンス評価、テストの技術的な経験値が非常に高く、SPEKCHEK(自動コンプライアンステストスイート)や、Link層、Transaction層のテストが出来るSPXTrainer、PETrainerなどを提供してきました。 PTCは検証、PCI Express2.0のアドインカード、システム、チップの機能、相互接続性をチェックするために最適なツールです。

テスト項目は、主にプラットフォーム(BIOS, OS, Rootcomplex)、及びアドインカード(Endpoint, Switch, Bridge)のために設計されています。

PTCは非常に簡単に使用することができ、5GT/s, 2.5GT/sを共にサポートします。PTCをPCI Expressソケットに装着するだけで、PCI Express仕様に適合しているかのテストをホスト、デバイスそれぞれに対して行うことが出来ます。 

 

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特長

  • 高いクオリティの相互接続性テストを通じて製品化に要する時間を削減 
  • プラットフォーム(Rootcomplex)とアドインデバイス(Endpoint)を共にサポート 
  • PCIExpress 2.0 とPCI Express 1.x のコンプライアンスを保証 
  • 2.5 & 5 GT/s をサポート 
  • x1, x4, x8, x16レーン幅のアドインカードをサポート 
  • ポータブル、ローコストで非常に使いやすい

PTCは下記のテストモードで動作します

  • Add-In-Card テストモード
  • Known Endpoint テストモード
  • トポロジシミュレーションモード
    (これらのテストモードはコマンドライン・インターフェイス、或いはPTC上のディップスイッチから制御できます。)

テストモード

Add-In-Card テストモード
Add-In-Card テストモード時、PTCはスイッチのような特性を持ちます。PCI Expressシステムとアドインカードの間に接続されます。
外部供給電源を使用します。このモードは、動作、機能のチェックを行うために使用されます。

Known Endpoint テストモード(KEP)
Known Endpoint テストモード時、PTCは既知のEndpointデバイスをエミュレートします。この場合のDUTはシステムボードになります。
PTCはテストを実行するPCI Expressシステムに装着されます。このモードは、システムとPTCカードの相互接続性をチェックするために使用されます。

トポロジシミュレーションモード
トポロジシミュレーションモードでは、外部アプリケーションからPTCを制御することより、トポロジツリーをエミュレートします。
このモードでは、Transactionレイヤパケット(TLP)をPTCからPCに対して、USB2.0リンクを経由して単純に転送します。このモードは、テストシステムのBIOSのコンプライアンスを評価すること、及びシステムがPCI Expressトポロジを正しく認識しているか、トポロジを正しく初期化できるかどうかをチェックするために使用されます。

コンプライアンステストライブラリ
PTCで使用できるコンプライアンステストライブラリについて、詳細な情報が必要な方はお問い合わせ下さい。

 

 

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