デジタル・フィルタ・オプション
DFP2

  •  
  • 各種 FIRデジタル・フィルタ
    • ローパス・フィルタ
    • ハイパス・フィルタ
    • バンドパス・フィルタ
    • バンドストップ・フィルタ
    • Raised Cosine(ローパス・フィルタ)
    • Raised Root Cosine(ローパス・フィルタ)
    • Gaussian
    • ユーザー定義
    • FIRは全て Butterworthタイプ
  • 各種 IIRデジタル・フィルタ
    • ローパス・フィルタ
    • ハイパス・フィルタ
    • バンドパス・フィルタ
    • バンドストップ・フィルタ
    • ユーザー定義
    • Butterworth, Chebyshev or Inverse Chebyshev, or Bessel typeを利用可能
  • 基本設定
    • 3dB frequency/width
    • Center Frequency
    • Rolloff/decade
    • Corner Frequency (Cosine Beta)
    • Corner Frequency (Gaussian Beta)
  • 高度な設定
    • Low Frequency Cutoff
    • High Frequency Cutoff
    • Transition Width
    • Stop Band Attenuation
    • Pass Band Ripple
    • Number of Taps
  • 他の解析パッケージとの連携
    • 拡張演算パッケージ(XMATH)
    • ディスク・ドライブ解析パッケージ (DDM2)
    • ジッタ&タイミング解析パッケージ(JTA2)
    • シリアル・データ解析 (SDM)

レクロイのデジタル・フィルタ・パッケージは直線位相有限インパルス応答(FIR)フィルタと無限インパルス応答(IIR)フィルタのセットを利用することができます。ノイズのような必要とされないスペクトラム成分をフィルタにより除去し、信号成分だけを調べる能力を強化します。カスタム・デザイン機能により、既に知られている歪みを補正するため、マッチド(ミラー)フィルタを適用し、破損した信号を再構築することができます。

DFP2はデジタル・フィルタを適用するために捕捉された波形データをPCに転送する手間を省きます。ユーザーは回路設計で実際のフィルタを挿入する前にオシロスコープ上で捕捉されたデータを用いてパラメータの異なるフィルタの効果を確かめることができます。更に複雑なフィルタがデザインされる場合、フィルタをカスケード接続することや新しいカスタムフィルタを試すことができます。

カスタムフィルタの設計はスプレッドシートを使ってオシロスコープの中に係数をロードすることができます。

アプリケーション

DFP2オプションは広範囲な用途で利用できます。

システム同定
  • テレフォン・チャンネル検出
  • モデム・エコーキャンセル
予測
  • CDMA 干渉
  • 適応CDMA受信機
  • スペクトルホワイトニング
ノイズ・キャンセル
  • ECGノイズ・コントロール
  • バックグランド・ノイズ
蓄積された高周波のノイズや干渉を除去するローパス・フィルタ、高周波バックグランド・ノイズのキャンセリング
  • サンプルアプリケーションは正確なRF信号の検出のためデータ通信、ディスクドライブ、光学記録解析などがあります。
バンドストップ・フィルタは狭帯域を除去します。
  • サンプル・アプリケーションはECGモニタのような医療機器を含みます。50/60Hz の支配的なリップルを除去し、低エネルギーの生体信号を損なわず残します。
  • デジタルのトラブルシューティングのため、スイッチングパワーサプライの固有周波数をブロックし、システムクロック・オシレーターに起因するパワーラインの電圧降下やグリッチを明らかにします。
バンドパスフィルタは選択した周波数帯域をエンファシス
  • サンプルアプリケーションはチャンネル選択、ブロードバンド転送、ADSLやクロック発信機(中心周波数を取り除き、高/低調波のみを表示します)、テレコム(選択された周波数レンジ上のジッタ計測)があります。
ハイパスフィルタはDCや低周波コンポーネントの削除に有効です。
  • アプリケーションにはディスクドライブや光学録音(スライス機能のエミュレーション)があります。
Raised cosine, raised root cosine, and Gaussian フィルタは形が特殊なローパスフィルタです。
  • Raised cosineフィルタは、シンボル間干渉(時間領域でのインパルス応答が、インパルスのビット時間間隔を除いたすべてのビット時間間隔でゼロ交差する)を最小限に抑えるために使用するフィルタの1つです。
  • raised root cosineフィルタを(たとえば信号の送信側と受信側で)2度適用すると、raised cosineフィルタと同じ効果をもたらします。
  • 適用例としては、WCDMAなどの携帯電話通信、データコム、電気通信、ディスク・ドライブ、光学ドライブ解析などがあげられます。

カスタム・デザイン・フィルタ機能はユーザーにどのような目的の特性のほとんどのフィルタをデザインすることができます。典型的なアプリケーションはマッチド(またはミラー)フィルタやモデム・エコー・キャンセラのようなエリアがあります。

必要とされるカスタム・フィルタはデジタルフィルタ設計、またはMATLAB、Mathcadのような演算パッケージを使って設計することができます。


追加される演算(Math)
  • Filter
  • Boxcar
  • Reframe

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オーダー・インフォメーション

モデル名  
DFP2 デジタル・フィルタ・オプション

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