主な機能と特長
- LIN 1.3, 2.xおよびJ2602をサポート
- Break(メッセージのスタート)ID、ID+DATAおよびエラー・フレームでトリガ
- エラー・フレームを赤でハイライト表示
- エラー・フレーム・トリガはいくつかの、あるいは全てのChecksum、Header ParityあるいはSync バイトタイプを含みます。
- 条件つきID定義(<, <=, =, >, >=, <>, 範囲内,範囲外)
- LINバージョンが混在したトラフィックの
データ条件セットアップ(T)
全てのテレダイン・レクロイの低速シリアル・トリガは、データ条件に対して、<, <=, =, =>, <>, 範囲内、範囲外の選択をすることができ
ます。CANノードがエンジン
回転数やクーラント圧の高低をブロードキャストしてくるような異常イベントをモニタする場合に特に有益です。さらに、データバイト間
に跨がる場合であっても非常に長いバイトストリームから特定のデータを切り分けることができます。
フレキシブルなエラー・フレーム・トリガ
Checksum、HeaderParityもしくはSyncバイトerrorフレーム・タイプのいずれの組みあわせでもトリガ選択可能。さらに、ChecksumエラーではフレームID、LINバージョンおよびデータ・バイト数の詳細定義も可能です。
データ・バイトにまたがるトリガ柔軟性(T)
多くの車載系バスのソフトウェア・アーキテクチャは非常にメッセージが密集しており、ひとつのメッセージは複数のデータ・バイトに跨がっています。テレダイン・レクロイのLINトリガおよび計測ツールセットによってひとつあるいは複数のデータ・バイトから特定のビット・レベルのデータ・パターンを分離することができます。例えば18〜26ビットの中のデータ・バイト2および3の位置など。これにより正確な情報や必要な挙動の分離に非常に大きな利点を提供します。
直感的なカラー・オーバレイ(D)
透明オーバレイにより各プロトコルの特定部分とメッセージフレーム全体を色分け表示し、シリアル・データの情報を分かりやすくします。波形とは離れてプロトコル・デコード情報を表示する他のソリューションとは異なり、テレダイン・レクロイのソリューションでは物理波形とプロトコル・デコードが直接ディスプレイ上で相関します。捕捉長を延ばしたり短くしたりすると、デコード・オーバレイを見やすい情報量になるよう伸縮させることができます。
対話型テーブルに結果をまとめて表示(D)
デコードされた情報を表形式で表示することでオシロスコープをプロトコル・アナライザにすることができます。必要な情報のみにテーブルをカスタマイズすることができます。テーブル中のメッセージをタッチすると、自動的にその部分をズームしスクリーンに表示します。オフラインでの解析のためにテーブルをCSVファイルにエキスポート可能です。異なるプロトコルのデコード信号を同時に最大4つまでひとつのテーブルに表示することもできます。
計測/グラフ化ツール(M)
アナログ信号や他のシリアル・メッセージとの間のタイミング計測を自動で行い、問題の原因や影響を迅速に予測することができます。ロング・メモリを使用したひとつの長い捕捉に対して複数のパラメータ値を一気に取得し、課題解決のための統計情報をすばやく収集します。シリアル(デジタル)データ値をアナログ値として抽出し、グラフにプロットすることで、あたかも直接プロービングしたかの様にシステム・パフォーマンスの時間変動をモニタすることができます。
アイパターン(E)
簡単な設定でパケット化された低速シリアル・データ信号のアイパターンをすばやく描画します。アイパラメータを使用してシステム・パフォーマンスを定量的に評価し、標準またはカスタムマスクを適用して異常の識別を行うことができます。
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