パルス・パラメータ・オプション
EMC

  • 【簡単】 専用パラメータを選ぶだけで正確測定
  • 【早い】 捕捉した複数パルスを一気に計測
  • 【解析】 統計解析も自動処理
  •  

テレダイン・レクロイのEMCパルス・パラメータ・オプションを用いると、正確なEMC波形の計測が誰でも行えます。

 

その秘密は、ESD信号波形計測用の専用パラメータが用意されているからです。EMClvlPulseは、静電放電イミュニティ試験におけるパルス波形評価に、EMCt2Valはサージ・イミュニティ試験におけるパルス波形評価試験にそれぞれ用いられる専用パラメータで、各規格に準拠した計測が簡単かつ正確に行えます。

また、立ち上がり時間や立ち下がり時間などの計測パラメータに、一般的なパルス計測のようにTopとBaseを基準とするのではなく、左図のように、GNDとピーク値を基準とした、%0-maxや%-minを適用することができるので、イミュニティ試験における波形計測に対応できるのです。

EMCパルス・パラメータ測定用パラメータ

 

EMClvlPulse

IEC61000-4-2では、ESDパルスの波形評価として左図のように、パルスの立ち上がりの10%レベル点から30nsおよび60nsの時点におけるレベルを計測します。またこの10%レベルは、GNDとピーク値を基準としたものです。EMClvlPulseは、この規格に応じた計測を行う専用パラメータです。

EMClvlPulseを使ったESDパルスの計測例ピーク値や立ち上がり時間を含めたパラメータ計測を行い、規格適合性をPass/Fail試験で確認しています。

EMCt2Val

IEC61000-4-5では、サージ・パルスの波形評価として左図のように、パルスの立ち上がりの30%レベル点と90%レベル点を結んだ直線が、GNDレベルと交わる点からパルスの立ち下がりの50%レベル点までの時間を計測します。またこの各%レベルは、GNDとピーク値を基準としたものです。EMCt2Valは、この規格に応じた計測を行う専用パラメータです。

EMCt2Valを使ったサージ・パルスの計測例ピーク値やt1値を含めたパラメータ計測を行い、規格適合性をPass/Fail試験で確認しています。


シーケンス・モードで50個のパルスで計測した例

ESD信号波形計測において、複数のパルスの計測するには、シーケンス・モードが便利です。この例では、信号捕捉メモリを予め50個に分割し、50個のパルスを一気に取り込む(上のグリッドに50個の波形を同時に表示)ことができます。個々のパルスはズームを使って確認することができますが、パルス・パラメータは、50個のパルスに対して計測が一括して実行できます。ここでは、Pass/Fail試験を用いて、50個全てのパルスが規格に適合していることが示されています。また、各パラメータの計測値で統計解析を行い、平均値、最大値、最小値、標準偏差を表示し、分布を緑のヒストグラムで表示しています。また、この50個のパラメータ値を時系列表示(ピンク)をすることができます。

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オーダー・インフォメーション

モデル名  
EMC パルス・パラメータ・オプション

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対応機種

外観 モデル名 帯域 備考
HDO 6000シリーズ
350MHz〜1GHz 12ビット
オシロスコープ WaveRunner 9000シリーズ
WaveRunner 9000シリーズ 500MHz〜4GHz  
オシロスコープ WaveRunner 8000HDシリーズ
WaveRunner
8000HDシリーズ

350Hz 〜2GHz 12ビット
オシロスコープ WavePro HDシリーズ
WavePro HDシリーズ
2.5〜8GHz 12ビット
WaveMaster 8Zi-Bシリーズ
SDA 8Zi-Bシリーズ
DDA 8Zi-Bシリーズ
4〜30GHz  
LabMaster 10Zi-Aシリーズ 20〜100GHz  

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