![]() ![]() パルス・パラメータ・オプション
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EMClvlPulseIEC61000-4-2では、ESDパルスの波形評価として左図のように、パルスの立ち上がりの10%レベル点から30nsおよび60nsの時点におけるレベルを計測します。またこの10%レベルは、GNDとピーク値を基準としたものです。EMClvlPulseは、この規格に応じた計測を行う専用パラメータです。 EMClvlPulseを使ったESDパルスの計測例ピーク値や立ち上がり時間を含めたパラメータ計測を行い、規格適合性をPass/Fail試験で確認しています。 EMCt2ValIEC61000-4-5では、サージ・パルスの波形評価として左図のように、パルスの立ち上がりの30%レベル点と90%レベル点を結んだ直線が、GNDレベルと交わる点からパルスの立ち下がりの50%レベル点までの時間を計測します。またこの各%レベルは、GNDとピーク値を基準としたものです。EMCt2Valは、この規格に応じた計測を行う専用パラメータです。 EMCt2Valを使ったサージ・パルスの計測例ピーク値やt1値を含めたパラメータ計測を行い、規格適合性をPass/Fail試験で確認しています。 |
シーケンス・モードで50個のパルスで計測した例
ESD信号波形計測において、複数のパルスの計測するには、シーケンス・モードが便利です。この例では、信号捕捉メモリを予め50個に分割し、50個のパルスを一気に取り込む(上のグリッドに50個の波形を同時に表示)ことができます。個々のパルスはズームを使って確認することができますが、パルス・パラメータは、50個のパルスに対して計測が一括して実行できます。ここでは、Pass/Fail試験を用いて、50個全てのパルスが規格に適合していることが示されています。また、各パラメータの計測値で統計解析を行い、平均値、最大値、最小値、標準偏差を表示し、分布を緑のヒストグラムで表示しています。また、この50個のパラメータ値を時系列表示(ピンク)をすることができます。
対応機種
外観 | モデル名 | 帯域 | 備考 |
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HDO 6000シリーズ |
350MHz〜1GHz | 12ビット |
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WaveRunner 9000シリーズ | 500MHz〜4GHz | |
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WaveRunner 8000HDシリーズ |
350Hz 〜2GHz | 12ビット |
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WavePro HDシリーズ |
2.5〜8GHz | 12ビット |
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WaveMaster 8Zi-Bシリーズ SDA 8Zi-Bシリーズ DDA 8Zi-Bシリーズ |
4〜30GHz | |
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LabMaster 10Zi-Aシリーズ | 20〜100GHz |